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移動オービス禍がますます加速!? 2020年、40機撤去で全国固定式オービスの総数は約470機に激減!


コロナ禍や地方自治体等の財政の問題の影響か、今年の前期、わずか12機にとどまっていた固定式オービスの撤去が、後半に入り再加速。前期の2倍強、28機が撤去され、これで2020年の撤去数は合計40機ということになり、全国の既設数は470機と最盛期の620機以上から約150機も激減だ! ※あくまでも記事作成時点(2020年12月末)で当情報局が把握しているものに限る。

東日本編 北海道で15機の大量撤去!

☆撤去オービスDATA(東日本)


★北海道(すべてHシステム)


1.国道12号線 深川市音江町向陽(札幌方面)


2.国道12号線 美唄市光珠内町(札幌方面)


3.国道233号線 雨竜郡北竜町岩村(南行き)


4.国道275号線 雨竜郡雨竜町御白利加(北行き)


5.国道275号線 樺戸郡月形町知来乙(札幌・当別行き)


6.国道231号線 石狩市生振(札幌行き)


7.国道274号線 夕張郡長沼町(札幌行き)


8.国道36号線  千歳市美々(札幌行き)


9.国道38号線  河西郡芽室町上芽室(帯広行き)


10. 国道38号線  中川郡幕別町相川(西行き)


11. 国道12号線  深川市音江町内園(北行き)


12. 国道227号線 北斗市本郷(札幌・江差行き)


13. 国道38号線  釧路市新野町(帯広行き)


14. 国道391号線 釧路郡釧路町別保原野南(北行き)


15. 国道44号線  厚岸郡厚岸町尾幌(北行き)


★岩手県


1. 国道46号線 滝沢市大釜中道(上り/旧R型)


2. 国道106号線 宮古市区界第一地割(東行き/旧R型)


★山形県


・国道13号線 山形市小白川町(下り/Hシステム)


★茨城県


・国道6号線  水戸市住吉町(上り/Hシステム)


★千葉県


・国道16号線 市原市海岸通(外回り/LHシステム)


★東京都


・首都高湾岸線 東京港トンネル出口先18.6KP(東行き/Hシステム) 


★神奈川県


1.首都高神奈川3号狩場線 狩4.3KP(上り/旧R型)


2.首都高神奈川3号狩場線 狩5.0KP(下り/旧R型)
2020年初頭、新東名高速下り65.1KP(長泉沼津出口1km標識先)のLHシステムが突如、撤去されたものの、この秋、車線拡幅工事終了とともに、しれっと復活!

 まずは東日本。上記のように23機が撤去されている。その機種別の内訳は、Hシステムが18機、旧型レーダー式が4機、LHシステムが1機と、Hシステムが大半を占める結果となっている。




 注目は、やはり北海道のHシステムの大量撤去。最盛期には全道に80機近くが設置されていたが、今回の撤去でついに50機を切ってしまった。すでに代わりとなるレーダー式オービスは国内では生産されておらず、かといって寒冷地ということでLHシステムを始めとする新型のループコイル式に代替えすることも難しい。今後、移動オービスとレーダーorレーザーパトカーで全道をカバーすることができるのか、興味津々だ。




 また、宮城県以外の東北5県のオービスも、数的にもはや風前の灯火状態というのも気になるところ。5県ともすでに移動オービスの配備は完了しているが、来年、さらに増強が図られるのだろうか? レーザー式移動オービス、LSM-300は役立たずという噂もあるだけに、各県警の動向に注目だ。

中・西日本編 最新型LHシステムが3機も撤去!

☆撤去オービスDATA(中日本/西日本)


★長野県


・国道19号 木曽郡南木曽町田立(北行き/Hシステム)


★静岡県


・国道1号線 浜松市南区飯田町(上下線/旧Ⅼ型)


★富山県


1. 国道8号線 射水市津幡江(西行き/Hシステム)


2 . 国道8号線 富山市水橋田伏(西行き/Hシステム)


★愛知県


1.東名高速 守山PA先 326.7KP(上り/LHシステム)


2.東名高速 名古屋IC先 326.7KP(下り/LHシステム)


★滋賀県


1.名神高速 秦荘PA先430.7KP(下り/Hシステム)


2.県道下鴨大津線 大津市錦織町(西行き/ⅬHシステム)


3.国道161号線 高島市新旭町(北行き/Hシステム)


4.国道477号線 守山市洲本町(東行き/Hシステム)


★大阪府


1.国道423号線 吹田市春日1(北行き/旧L型)


2.国道423号線 吹田市春日1(南行き/旧L型)


★岡山県


1.ブルーライン 瀬戸内市邑久町尾張9.2KP(東行き/Hシステム)


2.ブルーライン 瀬戸内市邑久町尾張9.2KP(西行き/Hシステム)


★福岡県


1.国道3号線  福津市津丸(南西行き/Hシステム)


2.国道200号線 飯塚市鯰田(下り/Hシステム)


3.国道200号線 飯塚市阿恵(上り/Hシステム)
最新型なのにあっさり撤去された、東名高速上下線、326.7KPのLHシステム。

 中・西日本では17機が撤去。その内訳はHシステムが11機、旧Ⅼ型が3機、LHシステムが3機となる。




 こちらの注目ポイントは、既報の東名高速326.7KPの上下線、そして滋賀県は県道下鴨大津線に設置されていたLHシステムの撤去だ。デビューは意外と古いが、現時点での最新型であり、また、唯一、国内で生産されている固定式オービスだけに、その撤去理由が知りたいところだ。もしかして、取り締まり効率の悪いポイントは、新旧問わず、撤去するということなのか? そうだとしたら、1機に3,000万円も国民の税金が投じられていることを、一体、どう考えているのか、問い詰めてみたいものだ。




 ところで、西日本とは言えば、新設情報を1件、入手している。まだ、正確な位置を確認中なので、暫定報告となるが、岡山県の岡山道に設置されていたHシステムが撤去され、そのやや先にLHシステムが新設された模様。データが更新されていないレーダー探知機やオービスアプリ等の警告音のタイミングが数100mずれるハズなので、くれぐれも注意!

オービスって何? という人はこちら!
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