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OKI:トヨタに「プロジェクションアッセンブリーシステム」を納入


OKIは、映像とカメラにより生産現場における作業ミスのゼロ化を支援する「プロジェクションアッセンブリーシステム」を、トヨタ自動車へ納入した。

 本システムはトヨタのエンジン生産工場の一つである下山工場において、複雑なエンジン生産工程における作業者の作業ミス防止と作業効率の向上および作業実績取得を目的に、2020年7月末より本格運用をされている。




 下山工場では、生産工程において微細な相違点をもつ似たような形状の部品を数多く取り扱っており、その取り違えの防止、作業実績記録の取得と情報管理の効率化などが課題だった。同工場はこの課題を解決するため、2020年4月に「プロジェクションアッセンブリーシステム」を試験的に導入。本システムは映像による的確な作業指示と、カメラによる作業実績の見える化を実現するものであり、従来使用していたLEDスイッチを用いた作業指示システムと比較して省配線かつレイアウト自由度が高いことも試験導入決定の鍵となった。




 トヨタ下山工場では、試行評価検証の結果、従来の生産工程の運用を変えずに数十種類の部品の取り違えを防止することが可能で、PLC*と連携することで作業指示・実績取得の効率化が期待できると判断。また、生産変動による部品取り出しのレイアウト変更が、自由かつ即時に実施でき管理しやすい点も高く評価され、新しいエンジン生産ラインでの本格運用を決定した。




* PLC(プログラマブルロジックコントローラー);機械を自動的に制御する装置。機械が実行する動作を事前に順序付けて記憶させることで効率的に機械を動かせることができ、産業用ロボットなど製造現場のFA(ファクトリーオートメーション)には欠かせない。




「プロジェクションアッセンブリーシステム」は、OKIのIoT活用工場ソリューション「Manufacturing DX」による現場変革のソリューションのひとつで、プロジェクターによる的確な作業指示と、作業実績のデジタル化を行う。取り出すべき部品の指示、指示書の表示などの作業誘導を行うことで、作業の早期習熟と組立ミスのゼロ化を実現する。また、取得した作業実績データの可視化により「作業時間のばらつき具合」や「作業における問題個所」を特定することができ、作業内容の可視化や、分析・改善を支援する仕組みを提供する。

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