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内燃機関の“今”が見えてくる1冊を今年も刊行:世界中のエンジンを全網羅『ワールド・エンジン・データブック』


日本、欧州、米国の自動車メーカー各車に搭載されているエンジンを集め、その特徴や技術的ハイライト、スペックを掲載したモーターファン・イラストレーテッド特別編集「ワールド・エンジン・データブック」。毎年晩秋に発売している本誌の最新版が11月27日に発売された。

より厳格化される燃費規制や電動車の増加など、エンジンを取り巻く状況は大きな変革の時期を迎えているが、それでもクルマのパワートレーンの主力の座は譲ってはいない。広範囲に及ぶ開発手順を効率的に進めるために、ここ数年はいわゆるモジュラー設計のエンジンが増加していることもトピックである。







そのいっぽうで、2020年はトヨタが久々に完全新設計で開発したスポーツカー用エンジン、GRヤリス搭載のG16E-GTS型や、過給リーンバーンでドライバビリティと環境性能を高次元で両立させたスバル新型レヴォーグ用CB18型、副室燃焼を採用したマセラティのnettunoなど、新たな可能性にチャレンジしたパワーユニットも登場した。

本誌「ワールド・エンジン・データブック2020-2021」は、日本、欧州、米国の主要自動車メーカー各社のエンジンを分類し、その特徴や代表モデルのスペックなどを掲載。巻頭では2020年のエンジンに関するトレンドを解説した特集企画を設けた。250ページオーバーのまさにエンジンに関する保存版的な1冊だ。

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