日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は11月4日、“今年を代表するクルマ”を決定する「2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤー」「10ベストカー」を発表した。Motor-Fan.jpでは発表された10モデルが日本での登場が噂された頃から最新情報を追い、記事を掲載してきた。今回はそのなかから10ベストカーの関連記事をまとめてみた。 ※写真をクリックまたはタップすると、当該記事にアクセスできます。
先頃、2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤーを決める第一次選考が行なわれ、全45台のノミネート車から、最終選考会に進む上位10台の「10ベストカー」が選出された。本年度は新型コロナウイルスの影響で、一時はイヤーカーの選出自体、危ぶまれていたが、各種イベントの開催方法、開催場所、開催概要などを見直すことにより、何とか実施へと至った。 今後、11月25日~27日に自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる60名の選考委員によって最終選考投票が行なわれ、10ベストカーのなかから本年度のイヤーカーが決定する。なお、本年度のイヤーカーならびに部門賞は、12月7日の最終選考会にて発表される。 選出された10ベストカーは以下のとおりだ。(順不同)
●株式会社SUBARU【 スバル レヴォーグ 】 ●トヨタ自動車株式会社【 トヨタ ヤリス/ヤリスクロス/GRヤリス】 ●日産自動車株式会社【 ニッサン キックス 】 ●本田技研工業株式会社【 ホンダ フィット 】 ●マツダ株式会社【 マツダ MX-30 】 ●アウディ ジャパン株式会社【 アウディ e-tron Sportback 】 ●ビー・エム・ダブリュー株式会社【 BMW 2シリーズ グランクーペ 】 ●ニコル・オートモビルズ合同会社【 BMW ALPINA B3 】 ●ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社【 ランドローバー ディフェンダー 】 ●Groupe PSA Japan株式会社【 プジョー 208/e-208 】 ※10ベストカーは最終選考会まで全車同等扱いのため、各車の得票結果は公表されていない。 スバル・レヴォーグ 2代目レヴォーグは2020年10月15日に発表。SUBARUに脈々と受け継がれる「より遠くまで、より早く、より快適に、より安全に」というグランドツーリングのDNAを継承。そのうえで、SUBARUの最新技術を結集し、「先進安全」、「スポーティ」、「ワゴン価値」の3つの価値を革新的に進化させたパフォーマンスワゴンだ。
スバルの新型レヴォーグの先行予約受付が8月20日から開始となり、同時にその全貌が明らかとなった。新開発の1.8Lターボエンジンや次世代の先進運転支援機能「アイサイトX」などが投入された、まさに渾身の1台といえる。レヴォーグの進化内容を写真とともに解析する。
スバルの主力車種、レヴォーグが初めてのフルモデルチェンジを迎えることとなった。プラットフォーム、エンジン、アイサイトなど、すべてが刷新された入魂の1台だ。その進化のほどを、旧モデルと比較しながら探ってみよう。
スバルが新型レヴォーグでデビューさせる新世代水平対向エンジン、CB18型1.8ℓ水平対向4気筒ターボは、「リーン燃焼」がひとつの技術ハイライトだ。リーン燃焼を謳うもうひとつの新世代エンジンには、マツダのSKYACTIV-Xエンジンがある。わかっている数値を元に両エンジンを比べてみる。
トヨタ・ヤリス/ヤリスクロス/GRヤリス トヨタ ヤリスは2020年2月10日に発売されたトヨタの新世代コンパクトカー。コンパクトカーならではの「軽快なハンドリング」という強みを活かしつつ、ユーザーの既成概念を大きく超える「上質な乗り心地」と「最新の安全・安心技術」を備えたクルマを目指して開発された。なお8月31日にはクロスオーバーモデル「ヤリス クロス」、9月4日にはスポーツモデル「GRヤリス」がラインアップに加わった。
トヨタ・ヤリスと日産ノート、マツダ2、スズキ・スイフトを徹底比較!〈ライバル車比較インプレッション〉コンパクトカー試乗記 ベーシックカーたるコンパクトハッチバック車は、性能や使い勝手だけでなくコストも含めた総合性能が問われ、各メーカーは独自の思想で新型車を開発。小さいけれど便利で、気持ち良く安全に走るモデルをラインナップする。そんな強豪ひしめくコンパクト市場で勝ち抜くために与えられた、ヤリスの魅力を比較試乗で明らかにする!
TOYOTAは、新型車「ヤリス クロス」を、8月31日より全国のトヨタ車両販売店を通じて発売した。価格は179万8000円で、月販目標台数は4100台だ。装備内容の詳細などを詳しく紹介する!
9月4日、トヨタは新型車「GRヤリス」を発売した。税込車両価格は265万円〜456万円だ。装備の詳細、特長などを詳しく紹介する!
ニッサン・キックス 「日産キックス」は、「e-POWER」ならではの力強い加速や高い静粛性、そして、アクセルペダルの踏み戻しだけで加速から減速まで意のままに行うことができるワンペダル感覚の新しいドライビングを実現したモデルだ。
期待の新型コンパクトSUV、日産キックスがいよいよ正式デビューを飾った。全車e-POWERを搭載し、価格は275万9900円〜。群雄割拠のコンパクトSUVのカテゴリーが、ますます面白くなりそうだ。装備の詳細内容や特長について紹介する!
ホンダ・ヴェゼルとトヨタC-HRという二大巨頭がシェアをリードするコンパクトSUV市場において、オリジナリティ溢れるボディデザインで長期にわたって販売されたジュークの跡を受け投入された日産キックスは、e-POWERという日産独自の魅力で勝負に挑む!
よもや命脈尽きるかと思われた懐かしの全開(アクセルではなくドア)&計測シリーズ。久しぶりの企画で取り上げるのは、大人気のe-POWER・日産キックスである。
ホンダ・フィット 4代目となる新型フィットは、歴代フィットが築き上げた優れた性能や、コンパクトカーとは思えない圧倒的な室内空間・ユーティリティーの高さなど、高い機能性は継承しつつ、よりお客様に満足していただけるクルマへと生まれ変わることを目指して開発されたモデルだ。
2月13日、ホンダはフルモデルチェンジを受けて4代目となった新型「フィット」を、2月14日に発売すると発表した。税込車両価格は155万7600円〜218万6800円だ。今回は装備内容の詳細や特長を紹介する。
国産コンパクトカーのビッグネームであるヴィッツ(ヤリス)とフィットが相次いで新型となって登場。迎え撃つのはコンパクトカー売上No.1を誇るノートと、欧州コンパクトにも引けを取らないスイフトだ。個性豊かな新型の登場で、コンパクトカー選びがより一層楽しくなる。
ホンダの屋台骨を支える主力車であるフィットのモデルチェンジは、開発陣にとってもやはり特別な仕事のひとつだろう。i-MMDの小型化や、レーダーを使わずに構築された新方式のホンダセンシングの採用、ボディやサスペンションも、感性に訴える性能を与えるためにホンダ開発陣の持てる総力を結集して作り上げられた。
マツダ MX-30 「わたしらしく生きる」をコンセプトに、「MX-30」はクルマとともに自然体で自分らしい時間を過ごしていただくことを目指し、創造的な時間と空間を提案する、コンパクトSUVだ。「MX-30」がもたらす創造的な時間と空間は、親しみやすさや温かみを感じるデザイン、開放的で創造性をかき立てるフリースタイルドア、そして心地の良い室内空間によって生み出される。
マツダは新世代商品群の第3弾となるコンパクトSUV、MAZDA MX-30を発売した。価格は242万円(FF)と265万6500円(4WD)だ。同時に装備を充実させたMX-30 100周年特別記念車も発売した。EVモデルは2021年1月に発売予定だ。販売計画台数は1000台(国内・月間)。
マツダMX-30は、MAZDA3、CX-30に続くマツダ新世代商品群の第三弾だ。3台ともに「3」ベースで作られているが、そのキャラクターは見事に違う。ハッチバック(とセダン)のMAZDA3、クロスオーバーSUVのCX-30、ではMX-30とはなんなのか? MX-30と5日間過ごして考えてみた。
マツダMX-30の最大の特徴は、フリースタイルドア(観音開き)である。RX-8以来の採用となったわけだが、格段に厳しくなった側面衝突の安全基準をクリアするのは容易なことではない。マツダ技術陣はどうやってフリースタイルドアを成立させたか? 開発者に訊いた。
アウディ e-tron Sportback Audi e-tron Sportbackは電気自動車のSUVモデルで、アウディの最新技術が数多く採用されている。パワートレインは前輪、後輪をそれぞれ駆動する、あわせて2基の電気モーターを搭載している。システム最大出力は300kWで、0~100km/h加速は5.7秒を実現(Sモードのブースト時。Dレンジでは6.6秒)。95kWhのエネルギー容量を誇る駆動用バッテリーにより、一充電あたりの航続可能距離は最大405km(WLTCモード)だ。
アウディ ジャパン株式会社は、アウディブランドとして日本初導入となる電気自動車Audi e-tron Sportbackを、本日より全国の「e-tron正規ディーラー」(52店舗、現時点)を通じて発売する。価格は1327万円からとなっている。今回は装備内容の詳細や特長を紹介する。
アウディジャパンは、2023年までに日本市場に8種類のEVを投入する。その嚆矢となるのが、9月17日から発売が開始されたe-tron スポーツバックだ。95kWhという大容量バッテリーが400km以上の航続距離を実現し、前後2基のモーターがスポーティな走りを楽しませてくれる、スタイリッシュなクーペSUVである。
9月17日から発売が開始されたe-tron スポーツバック。アウディジャパンとして初の100%電気自動車は、400km以上の航続距離を誇るSUVクーペだ。床下のバッテリーがもたらした低重心ボディと、前後モーターで構成された電動4WDが、見た目以上に俊敏な走りを楽しませてくれたことに驚かされた。
BMW 2シリーズ グランクーペ BMW 2シリーズ グラン クーペはプレミアム・コンパクト・セグメントにおけるBMW初の4ドア・クーペだ。またBMW 2シリーズ グラン クーペは、多様化し個人の価値観がより尊重される現代社会において「スタイルに拘りながらも、都会にフィットするサイズであり、さらに利便性が高い4ドアで、かつ、洗練されている」というような、何にも妥協しない現代社会の大人に向けた新たな選択肢として、日本市場に導入された。
ビー・エム・ダブリューは10月31日、プレミアム・コンパクト・セグメントにおけるBMW初の4ドアクーペ、「BMW2シリーズ・グランクーペ」の日本導入を発表するとともに、同日より受注を開始した。税込車両価格は369万円〜665万円だ。
BMW初となるコンパクト4ドアクーペが登場した。FFベースとしたことで、広大な荷室と移住空間を実現。ヒットの予感大の本モデルの走りをじっくりと堪能してきた。
8月27日、ビー・エム・ダブリューはBMW初となるプレミアムコンパクトセグメントにおける4ドア・クーペとなる「BMW2シリーズ・グランクーペ」のラインアップに、クリーンディーゼルエンジンを搭載した「218dグランクーペ」を設定し、同日より発売した。税込車両価格は420万円〜486万円。
BMW ALPINA B3 BMW ALPINA B3はアルピナ史上初、ハイブリッドエンジンを搭載しており、低回転域においてリニアで優れたスロットル・レスポンスを提供する。その一方でスポーティかつ高回転型であるという本来異なる二つの世界を両立させているのが特徴だ。
BMWアルピナの日本総代理店を務めるニコル・オートモビルズはこのほど、BMW3シリーズをベースに仕立てた新型ディーゼルモデル「BMWアルピナD3 S」の予約受付を開始した。税込車両価格はリムジン(セダン)が1078万円、ツーリングが1117万円で、日本導入時期は年末となる見通しだ。
BMWアルピナは9月10日に開幕したフランクフルトモーターショーで、新型「B3ツーリング」を初公開した。
アルピナはワールドプレミアとなるG20型B3リムジン・アルラッドとジャパンプレミアとなるXD4アルラッドを発表した。
ランドローバー・ディフェンダー 新型「DEFENDER」は、ランドローバーのアイコニックなモデルを21世紀仕様に刷新し、ランドローバー史上最も頑丈なボディ構造によって、高い走破能力と耐久性を有する最新の4x4モデルだ。最新のインフォテインメント・システム「Pivi Pro」や、リモートでアップデート情報を受信できるSoftware-Over-The-Air(SOTA)を採用するなど、多数の新しいテクノロジーを搭載している。
今回は5ドア仕様「110(ワンテン)」の中間グレード「SE」に、都内およびその近郊の一般道や高速道路で試乗。日常での使い勝手やオンロードでの乗り心地、ハンドリングなどをチェックした。なお、今回のテスト車両には別表のオプション224万1920円分が装着されており、車両本体価格732万円と合わせて総計956万1920円の仕様となっていた。
フランクフルトモーターショー初日の9月10日に世界初公開され、早くも大きな注目を集めているランドローバーの新型「ディフェンダー」。2018年1月のデトロイトオートショーで世界初公開され、日本でも2018年8月より販売開始されている、メルセデス・ベンツが世界に誇る本格オフローダー「Gクラス」。この両者から、ディフェンダーはロングボディ「110」欧州仕様のエアサスペンション装着車、Gクラスは欧州仕様の中間グレード「G500」とで、ボディサイズ、最低地上高、3アングルなどを比較してみよう。
9月10日より開催されているフランクフルトモーターショーで新型が世界初公開された、ランドローバーの本格オフローダー「ディフェンダー」。2017年末のロサンゼルスオートショーで世界初公開され、日本でも2018年11月より販売開始されている、ジープ最強の悪路走破性を備えた「ラングラー」。両者にはともにボディタイプがショートとロングの2種類、ディフェンダーは「90」と「110」、ラングラーは「2ドア」と「4ドア」(「アンリミテッド」)が用意されている。それらのボディサイズ、最低地上高、3アングルなどを比較してみよう。
プジョー 208/e-208 プジョー 208/e-208はフランスを代表するコンパクトカーだ。新世代プラットフォームの「CMP(コモン・モジュラー・プラットフォーム)」を採用しており、ガソリン車208と同時に100%電気自動車のNEW e-208も発表した。
Bセグメントにおいて、訴求するべきポイントは若いユーザーのハートをどれだけ撃ち抜くか。という側面は依然として大きい。そのなかで、プジョーがいかにこの先の世界を捉えているのかを見る上で、非常に興味深い存在となるのがこの新型208だ。
欧州Bセグの代表選手の一台、プジョー208。ジャーナリストの世良耕太が「Allure」と「GT Line」の2グレードを乗り比べた。
2019年3月のジュネーブ・モーターショーでベールを脱いで以来、注目を集め続けている新型プジョー208。ここ日本でも上陸を心待ちにする声が日増しに挙がっている。このセグメントは欧州勢に実力派が多いが、その一方で実は多くのカスタマーが比較対象として挙げている日本勢がマツダ・デミオだ。欧州ブランドのディーラーで聞き取りを行っても、「現在マツダ車に乗られていたり、マツダ車を候補に挙げられているお客さまが多い」とのコメントをよく耳にする。ならば、ということで、新型208とデミオのボディサイズを比較してみたい。