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【毎日更新・人生最高の3台(菰田 潔編)】第3位:ダイハツ・タント/第2位:スズキ・ジムニー/第1位:トヨタiQ


これまでの人生において、所有したり試乗したりした国産車の中からベスト3を業界人に選んでいただく本企画。自動車ジャーナリストとして、数多くの試乗経験を持つ菰田 潔さんだが、テスト試乗後に即、購入を決断した国産車がある。それが、今回のベスト1に挙げられたトヨタiQだ。




TEXT●菰田 潔(KOMODA Kiyoshi)

第3位:ダイハツ・タント(2003年-)

ダイハツ・初代タント

タントはイタリア語で「たくさん」という意味がある。その名のとおりたくさん=たんと詰める。これは荷物だけではなく、人が乗っても広い空間によって楽に乗れる。




軽自動車のボディサイズは、全長3400mm、全幅1480mm、全高2000mm以下と決められている。ほとんどの軽自動車が全長と全幅は規定ギリギリまで使って作っている。そこで室内を広く使うためには上に伸ばすしか手が残っていない。ということでタントは不要と思えるほどルーフを高くした。




シートに座ると天井に手が届かないほどの空間が広がり、4人乗っても息苦しくならないというメリットが生まれた。ヘッドクリアランスが充分にあるから、シートのヒップポイントも高めにセットできるし、アップライトにも座れる。すると4人が楽に座れるようになり、Cセグメントのクルマより後席が楽だったりする。




この後に軽自動車のトールカーが増えていったが、その最初はタントなのだ。トールカーのパイオニアとして最高のクルマだ。

第2位:スズキ・ジムニー(2018年-)

スズキ・ジムニー

『ポツンと一軒家』を探して山奥の道なき道を走っていく人気TV番組があるが、いつも視るたびにジムニーで行けばいいのにと思ってしまう。


オフロード4WDの兄貴分がジープだとすると弟分はジムニーだ。見るからにヘビーデューティなデザインは代が変わっても同じだ。




ジムニーはドイツの山奥の森林警備のために採用されているという。山奥の道は狭いのでいくらヘビーデューティーな4WDでも通れないのだそうだ。




世界で活躍するジムニーはこれからも生き延びられる1台だと思っている。

第1位:トヨタiQ(2008年-)

トヨタiQ

iQはデビューのタイミングがちょっと早かったのかなと思う。それほどできがいいクルマだったのに売れなかった。




いまコロナ渦にあってパーソナルモビリティが重視される時代になった。車検証上は一応4人乗り、後席は辛いが、前席だけで乗るのは楽だ。だから1人2人で移動するための乗り物としては最高の1台だ。




全長もホイールベースも短いから小回りが効いた。どんな路地でも1回で曲がれなかった試しがない。駐車場もほんの小さな隙間があれば止められた。




エンジン、トランスミッション、エアコンなどの機器がどこに収められているのか判らないほどマシンは押し込められていた。それでも車内はエアコンをギンギン効かせて快適だった。うちの娘は友達の家まで結構長距離ドライブしていた。




当時iQのプレス試乗会で試乗したあとに、広報部員に「これ買います」と宣言して買ったのも記憶に新しい。

【近況報告】


ゴルフがうまくなりたくて7月の下旬は嬬恋村に別荘を借りて合宿をした。そこで12泊したのだが、梅雨が明けず毎日が雨。結局ゴルフができたのは1ラウンドだけ。東京に戻ってからラウンドしたら、熱中症になりそうな暑さでくたばった。ああぁ100を切れるようになるのはいつの日か。



【プロフィール】


1950年神奈川県生まれ。本業はモータージャーナリスト。2019年9月にBOSCH認定CDRアナリストの資格を取得。CDR(クラッシュ・データ・リトリーバル)で事故データを抜き出しそれを解析する仕事も始めた。

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