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【毎日更新・人生最高の3台(諸星陽一編)】第3位:ユーノス・ロードスター/第2位:日産スカイラインGT-R/第1位:マツダ・サバンナRX-7


多くのプロフェッショナルドライバーを輩出した富士フレッシュマンレース(現富士チャンピオンレース)に参戦していた諸星陽一さん。「最高の国産車」の第1位にチョイスしたのは、そのレースの相棒だったマツダ・サバンナRX-7だ。




TEXT●諸星陽一(MOROHOSHI Yoichi)

最近、モーターファン.jpは3つのなんとかにハマっているのよねー。そのうち、3つの願いを叶えてくれると最高にうれしいのだけど...。でも、私はズルいから、3つの願いの最初の願いに「願いは無限にして下さい」と言って、相手を困らせるタイプなのですよ。




さて本題。最高だったクルマ3台を選んでということなのだけど、3台に絞るのはなかなか大変。さらにそれに順位を付けろっていうのだもんね。けっこうキビしいご注文だ。

第3位:ユーノス・ロードスター(1989年-)

ユーノス・ロードスター(現マツダ・ロードスター)

第3位はユーノス・ロードスター。初代のロードスター、NA6CEです。




平成元年? それよりも前?だったかな、マツダがユーノス・ロードスターを出すというウワサが流れた。アメリカでのプロモーションビデオを入手して、一目惚れ。さっさと予約して、手に入れた。大事にも乗ったけど、それ以上に思いっきり乗った。はじめてドリフトを覚えたのもユーノス・ロードスターだったし、ジムカーナ練習会なんかにも参加した。フロントフェンダーはパイロンをこすったキズだらけだったけど、クルマを味わい尽くした感じがあったなあ。

第2位:日産スカイラインGT-R(1999年-)

日産スカイラインGT-R Vスペック

第2位は日産スカイラインGT-R。第二世代GT-Rのなかでも最終型となるBNR34のVスペックは、当時としては最強の国産車であったと言えます。




私は当時、日産自動車が村山テストコースを改修して作った安全運転講習施設の「日産ドライビングパーク(NDP)」のインストラクターをしていて、このスカイラインGT-Rを使っての高速周回路同乗体験走行なども行っていました。まったくの市販車でありながら、その奥深いポテンシャルには毎回驚かされることばかりでした。完全なノーマル状態のGT-Rを合法的に高速走行できたことで、その魅力を満喫したのはラッキーといえるでしょう。

第1位:マツダ・サバンナRX-7(1985年-)

マツダ・サバンナRX-7

第1位は...ジャカジャン! マツダ・サバンナRX-7(FC3S)です。




初代RX-7(SA22)が登場したのがちょうど中学3年生の3学期。スーパーカーブームを経た世代が多感な年齢になったときにデビューしたRX-7は特別な存在でした。そしてフルモデルチェンジし、2代目となったサバンナRX-7(FC3S)のデビューは、ちょうど自分がこの業界に足を踏み入れたときでした。




仕事で何度も乗っているRX-7ですがそれ以上に思い入れがあるのは、この2代目サバンナRX-7で富士フレッシュマンレース(1998年からは富士チャンピオンレース)に参戦していたからです。




富士フレッシュマンレースは、エンジンはノーマル、タイヤもノーマルサイズしか使えません。これって公道を走っているチューニングカーよりも非力なエンジン、細いタイヤ(205/65R15ですよ)でレースをやるのです。それでも富士スピードウェイ(旧コース)のストレートエンドで235km/hは出ましたから、なかなかスリリングです。ロータリーターボという世界的に見ても珍しいエンジンは、恐ろしくスムーズでパワフルでした。私にとってFC3Sはまさに相棒であったと言えます。

【近況報告】


24年ものの自家用車のストップランプスイッチラバーが破損。その応急処置をするためにインパネ下に潜って作業したら、五十肩が悪化しました。壊れるのを直しながら乗るのが楽しいという変態カーライフもいいものです。



【プロフィール】


23歳で某自動車雑誌編集部員となるが、1年を待たずに独立。その後フリーランスのライター、カメラマン、編集者として活動。29歳からは富士フレッシュマンレース(シリーズ途中からチャンピオンレース)に7年間参戦。国内自動車メーカーの安全運転講習会のインストラクターなども務めた経験を持つ。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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