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シトロエンC5 AIRCROSS SUVにガソリンエンジンモデルが追加。ディーゼルより22万9000円安い409万円


GroupePSAJapanは、4月9日(木)、C5AIRCROSSSUV(C5エアクロスSUV)にガソリンエンジン仕様を追加し、全国のシトロエン販売店で発売を開始した。価格は税込409万円。

 シトロエンのSUV、C5 AIRCROSS SUVにガソリンエンジン仕様が追加された。追加されたガソリンエンジンは、定評のあるPureTech1.6ℓガソリンターボ。いわゆるコードネーム”Prince”エンジンだ。

 PureTech1.6ℓガソリンターボエンジンは、ツインスクロールターボチャージャーに筒内燃料接噴射、可変バルブタイミングの組み合わせで、最高出力133kw(180ps)/5500rmp、最大トルク250Nm/1650rmpを発揮する。燃費はWLTCモードで13.8km/ℓとなっている。


 組み合わせるトランスミッションは、アイシン・エィ・ダブリュ製8速AT(PSAではEAT8と呼称する)。3つのドライブモードが選択可能。とくにエコモード時は新しく搭載されたフリーホイール機能で、走行条件が合えば、アクセルオフ時にクラッチを切コースティングして燃費改善する。




エコモード: エアコンの最適化、フリーホイール機能により燃費走行に貢献


通常モード: シフトタイミング、ドライバビリティ、コンフォートの最適化


スポーツモード:シフトアップポイントの高速化、アクセルレスポンスの向上、ステアリング フィールの変更

ボディ寸法 全長×全幅×全高:4500mm×1850mm×1710mm ホイールベース2730mm 車重:1520kg

 C5 AIRCROSS SUVはFFながらSUVとしての本格的なオフロード性能を備えている。グリップコントロールはシトロエンのラリーフィールドでのノウハウを活用した車輌制御システムで、セン ターコンソールのダイヤルで路面状況に応じたモードを選択できる。マッド(泥)、スノー (雪)、サンド(砂)、そして通常のESCオフが選択可能。FFならではのフリクションロスの少 なさによる燃費の良さと優れた走行性能を両立している。また、ヒルディセントコントロール は勾配が5%以上の急な下り坂でドライバーのブレーキ操作なしに自動的に車速を低速に保つ。センターコンソールのスイッチでオンオフを選択する。

ディーゼルモデルより120kg軽い

 同じ仕様のディーゼル仕様が搭載するエンジンは、2.0ℓ直4ディーゼルターボBlueHDiで、177ps(130kW)/400Nmである。車重は1640kgだからガソリン仕様の方が120kg軽いことになる。トランスミッションは、EAT8つまりアイシン・エィ・ダブリュ製8速ATだ。




燃費性能を比べてみると


ガソリン仕様WLTCモード:13.8km/ℓ


 市街地モード 10.8km/ℓ


 郊外路モード 14.1km/ℓ


 高速道路モード 15.5km/ℓ


ディーゼル仕様WLTCモード:17.1km/ℓ


 市街地モード 13.6km/ℓ


 郊外路モード 16.9km/ℓ


 高速道路モード 19.4km/ℓ


となっている。さすがにディーゼル仕様の燃費性能には太刀打ちできないが、年間走行距離がそう長くないユーザーにとっては、22万9000円の価格差は魅力だろう。もちろん、ガソリンエンジンならではの静粛性とよりシャープなエンジンのフィーリングも楽しめる。


 その他の変更点としては、純正装着タイヤがローンチ時の235/55ZR18のオールシーズンタイヤから225/55ZR18のサマータイヤへと変更(現行ディーゼル仕様含む)となっている。

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