NEDOは、人工知能(AI)の社会実装に向けた研究開発プロジェクトを実施しており、NTTドコモと共同で、横須賀市の逸見地区およびその周辺で、12月9日から来年2月24日まで、オンデマンド乗合交通システム「AI運行バス」の実証実験を実施する。本実証実験の中で、NTTドコモは「AI運行バス」と地域サービスのシステムとの連携を実施。具体的には「AI運行バス」を、住民の日常生活で必要不可欠な医療施設や商業施設、健康増進施設などの地域サービスのシステムと連携させることで、公共交通が充実していないエリアの新たな交通手段としての検証を実施する。地域の商業施設や医療施設で使われるシステムと連携して「AI運行バス」を運行するのは全国初の取り組み。本実証実験を通じて、住民の利便性向上や地域経済の活性化を目指す。





 観光や生活における多様な移動形態が抱える社会課題の解決には、便利で効率的な移動手段の提供が必要とされ、近年、鉄道やバスなどの異なる移動手段を統合して提供するMaaS(Mobility as a Service)が、その課題解決につながるとして注目されている。



 そのような背景の下、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2018年度に、人工知能(AI)の社会実装の実現に向けた研究開発プロジェクト※1を開始している。このプロジェクトの一環で、NEDOは、「人工知能技術を用いた便利・快適で効率的なオンデマンド乗合型交通の実現」の実証実験として、株式会社NTTドコモと共同で、2018年10月から12月、2019年10月に、横浜市臨海部(みなとみらい21と関内エリア周辺)でオンデマンド乗合交通システム「AI運行バス」を運行した。



 今般、新たに、NEDOは、NTTドコモと共同で、横須賀市の逸見地区およびその周辺で12月9日から来年2月24日まで「AI運行バス」の実証実験を実施する。



 今回の実証実験では、「AI運行バス」の車両運行は、京急中央交通が有料で運行する。京急線の駅や京浜急行バスの路線バスのバス停付近への乗降ポイントの設置などを通じて、基幹交通とのスムーズな接続も実現し、外出機会の創出を目指す。



 また、本実証実験の中で、NTTドコモは「AI運行バス」と地域サービスのシステムとの連携※2を実施する。具体的には「AI運行バス」を住民の日常生活で必要不可欠な医療施設や商業施設、健康増進施設などの地域サービスのシステムと連携させることで、公共交通が充実していないエリアの新たな交通手段としての検証を実施する。地域の商業施設や医療施設で使われるシステムと連携して「AI運行バス」を運行するのは全国初の取り組み。



 本実証実験を通じて、住民の利便性向上や地域経済の活性化を目指す。

【注釈】

※1 人工知能(AI)の社会実装の実現に向けた研究開発プロジェクト

事業名:次世代人工知能・ロボットの中核となるインテグレート技術開発/人工知能技術の社会実装に向けた研究開発・実証/人工知能技術を用いた便利・快適で効率的なオンデマンド乗合型交通の実現

実施予定期間:2018年度~2022年度

委託先:株式会社NTTドコモ、株式会社未来シェア、国立研究開発法人産業技術総合研究所



※2 地域サービスのシステムとの連携

国家公務員共済組合連合会横須賀共済病院と協力し、電子カルテシステムと「AI運行バス」を連携し、病院予約の前日リマインド通知と連携した「AI運行バス」の予約を実現する。また、株式会社京急ストアと協力し、健康レシピなどを提案するスマートフォンアプリ「FitFood」(株式会社AIVICK製)と連携し、地域内の店舗の利用者数を把握するとともに、「AI運行バス」のシステム上で、店舗で開催されるイベント情報のプッシュ配信や、来店時に使えるクーポンの提供による来店者数の推移を検証する。

情報提供元:MotorFan
記事名:「 住民の利便性向上や地域経済の活性化を目指す