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すべてにおいてサイズアップするも、シャークフィンアンテナ採用で実質的には全高ダウン


クリオ(日本名ルーテシア)をベースにした小型クロスオーバーSUV「キャプチャー」が初めてフルモデルチェンジ。フランクフルトモーターショー初日の9月10日に世界初公開された。新型になりパッケージングはどのように進化したのか。新旧両モデル(いずれも欧州仕様)のボディサイズ、室内・荷室の広さなどを比較してみよう。




REPORT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu)


PHOTO●ルノー





 全長は105mm、全幅は19mm、全高は20mm、ホイールベースは33mm、フロントトレッドは29mm、リヤトレッドは31mm、フロントオーバーハングは10mm、リヤオーバーハングは66mm、いずれも新型の方が大きくなっている。




 中でも全幅は1797mmと、新型でも1800mmの壁は死守したものの、全高は1576mmへとアップしたのが気になる所。しかしよく見てみると、新型にはシャークフィンアンテナが採用されており、その上端がルーフ頂点の高さとほぼ同じ位置にあるため、この数値がそのまま実質的な全高と見てよいだろう。




 なお、旧型キャプチャー日本仕様の全高は1585mm。これは、ロッド式アンテナの台座を含み、かつロッドを外した場合の、5mm単位の数値となるため、ロッド装着時はもちろん、外した場合も実質的には全高が10mmほど下がったと考えられる。これなら新型の方がむしろ、ロッド脱着の手間を含めて、旧型よりも立体駐車場へ入庫しやすいのではないだろうか。

旧型ルノー・キャプチャー

新型ルノー・キャプチャー

 上記のメーカー公表図では新旧で各両矢印の両端の位置が微妙に異なる一方、両矢印の幅と数値との整合性が取れていない箇所もある。そのため、あくまで上記の数値は参考値であり、かつ下記の文は新旧同じ基準で計測しているという前提に基づく分析であることを、あらかじめご了承いただきたい。




 ともあれ、上記数値を信用すれば、特に前後席ヘッドクリアランスと荷室の広さが拡大し、実用性が大幅に改善されたことがうかがえる。ルノーは「クラストップレベルの荷室容量になった」と謳っており、これは前述のリヤオーバーハング66mm拡大が功を奏しているのだろう。




 だが、それ以上に大きく進化したのは、後席のヘッドクリアランスだろう。旧型は860mmしかなく、身長170cm以上の男性が座ればほぼ確実に頭がルーフに当たってしまうが、908mmが確保された新型では、その可能性が劇的に低まったと推察される。

旧型ルノー・キャプチャー

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