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新型スープラがついにラインオフ!


新型スープラの量産第一号車がラインオフしたことを、トヨタが発表。車両識別番号(VINナンバー)は「20201」(スープラのモデルイヤー「2020」と、量産第一号車を示す「1」)で、エンジンカバーに豊田章男社長の直筆サイン入りだ。

 この車両のエクステリアはマットグレーの外装色+赤いドアミラーカバー、ツヤ消しブラックのホイールとなっている。インテリアは赤革シートで、ダッシュボードにはカーボン装飾が施された。世界最大級の名車オークションである第48回バレットジャクソン・オークション(スコットデール、アリゾナ州)にラインオフ第一号車は出品されており、1月19日に210万ドル(約2億3000万円)で落札、収益金は全額がアメリカ心臓協会などに寄付される予定となっている。




 新型スープラ、及び基本骨格を共用するBMW Z4を生産するマグナ・シュタイヤーは、1950年代にカナダで創業した自動車部品大手マグナ・インターナショナルの子会社として2001年に設立。自動車メーカーから開発・組み立てを委託されている。2001年、BMWグループと生産委託に関する契約を締結。2019年の売り上げは、402億ドル~424億ドルを見通す。 スープラのラインオフに向けては、トヨタの技術者が数回グラーツ工場に赴き、生産現場のメンバーとともに品質の確認を実施。日本での販売は今春を予定しているが、すでに想定を大幅に上回る予約が集まっている状況だ。





新型スープラの開発関係者。マグナ・シュタイヤー グラーツ工場にて。

スープラの開発責任者、多田 哲哉チーフ・エンジニアのコメント


「この日を迎えることができ、関係者のみなさまに心より感謝申し上げます。パートナーシップには様々な形があります。BMWとの協業での取り組みは両社にとって新しい経験でしたが、みなさんの熱意と強い志によって成果を形にすることができました。おかげさまでスープラは、非常にエキサイティングなクルマになったと自負しております」




スープラのデザイン責任者、中村 暢夫プロジェクト・チーフ・デザイナーのコメント


「スープラがラインオフしたことをとても嬉しく思います。様々なチャレンジがありましたが、皆がスポーツカーへの熱い想いを共有し、「乗って愉しく、カッコいいスポーツカーを!」と、一体感をもってデザインに全力を傾けました。スープラは、そのような想いやこだわりが詰め込まれたクルマです。古くからのファン含め、世界中のスープラファンに楽しんでいただけると信じています」







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