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OKI:ADAS対応車載機器向け、EMC受託試験サービス拡大


OKIグループの信頼性評価と環境保全の技術サービスを展開するOKIエンジニアリング(OEG)は、埼玉県本庄市のカーエレクトロニクステストラボ内に「第五車載電波暗室」を新設し、11月1日より稼働開始する。ADAS(先進運転支援システム)、V2X(車車間/路車間通信)、EV(電気自動車)の進化により、高度化・多機能化する車載電子機器・装置の電磁波影響を調べるEMC試験 (注1) の急増する需要にこたえ、試験設備を増設したもの。

 車載機器市場では、注目されているADAS、V2X、EV化により、車載電子機器の高度化・多機能化・ネットワーク化が急速に進んでいる。自動車開発現場では、厳しい電磁環境下でも車載電子機器が故障や誤動作を起こさないために、電磁環境下における影響に対する事前確認の必要性がこれまで以上に高まっている。これに伴い、常に最新技術に対応した試験設備、高度なスキルをもった専門会社の受託サービスに対する需要が高まっている。




 OEGでは、1999年より電波暗室を建設し、電子機器・装置のEMC試験サービスを開始した。2012年には車載電子機器・装置に特化した第一、第二車載電波暗室を設置、2017年には第三、第四車載電波暗室とリバブレーションチャンバーを増設して急増する需要に応えてきた。また、たゆまぬ試験技術・試験方式開発により、常に最新技術搭載機器の試験需要に応えてきた。このたび「第五車載電波暗室」を新設したことで、EMC試験が可能な暗室は13室 (注2)となった。次世代自動車開発に向けて急増するEMC試験需要に対応し、顧客を待たせることなく円滑に試験サービスを提供していく。

注1:EMC試験


EMC(Electromagnetic Compatibility)は電磁的両立性であり、EMI(Electromagnetic Interference)電磁妨害とEMS(Electromagnetic Susceptibility)電磁耐性からなる。EMC試験は、供試体の電子機器から電磁的ノイズを発生し他に妨害を与えないこと(EMI試験)、および外部からの電磁波で供試体の電子機器が影響を受けないこと(EMS試験)を確認する試験。OEGでは、国際規格ISO/IEC、欧州規格EN、北米規格ANSI、日本規格JIS、そしてメーカー個別規格要求の試験まで対応している。




注2:OEGが保有するEMC試験が可能な電波暗室13室


10m法電波暗室(2室)、3m法電波暗室(1室)、シールドルーム(2室)、ノイズ試験室(2室)、車載暗室(5室)、リバブレーションチャンバー(1室)
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