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名車様々、カタチも様々。この個性が今の車には足らないのでは? その1 レンジローバーの初期モデル


ここに来て多分、旧車の見方が少し変わってきたように感じられる。それが当イベントを取材してみての印象だ。単に昔を懐かしむということではなく、そこにある情熱に触れるというべきだろうか、世にないものを作ろうという、それぞれのメーカーの開発者の意気込みがひしひしと伝わるのである。ここから学ぶべき点は、かなり多いのではないだろうか。ここではカースタイリング的デザイン視点で紹介してみたい。

 まず注目したのが、1970年に発表されたレンジローバーの初期モデル。当初は2ドアだけだったのだが、デザイン的に見てもその先進ぶりは素晴らしい。


 まず、ドアを開けるためのハンドルがドア後端に縦長見える黒い部分。かなり大きなノブで、おそらく分厚い手袋のままでも開けやすいし、場合によっては靴のつま先でも開けられるんじゃないのかな、と思えるほど。


 このノブの存在に気がついた時に、すべてが極めてアバンギャルドにさえ見えてくる。四角いだけのボディに思われていたものも、前後に緩やかに絞られる形や、緩やかな張りが、およそ50年ほど経過した現代でも、色褪せて見えない。フェンダーまで回りこむボンネットはエンジンルームの整備性の高さを示すだけでなく、つまみ上げられた左右の稜線がボディの左右先端を極めてわかりやすくしている。さらに軽量化のために、ボディ表皮がアルミ製というのもいい。


 室内では、ダッシュボード、シートの造詣が合理的にシンプルに洗練されて形作られている。

こちらはレンジローバー・クラシックの復刻版のインテリア。(参考)まるでプロダクトデザインのお手本のようにシンプルに機能的に作られながら、ハイセンスを感じられる。

室内もハイセンス。初期モデルは2ドアのみ。ハンドルに隠れているが、ドアアームレストの先の黒い部分、上がグリップ、下がオープニングレバー。面白いのは、これが後ろ側にもあり後席からも操作できる。

 それ以外にも給油口の構造や、上下開きのリヤゲートなどなど、見れば見るほど機能を美しさに昇華させた造形に驚かされっぱなしで、しばらく見入ってしまった。


 近くにはメルセデス・ベンツのGクラスも展示されていたが、似て非なるものとはまさにこのこと。まったくの機能重視のGクラス(かつてのゲレンデバーゲン)とは、造形に対するセンスがちょっと違うのが、この初代レンジローバーだ。

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