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ホンダ編 アーバンEVコンセプト Honda Urban EV Concept


ホール9、KIAの次は、ホンダのブース。小さなEVのコンセプトカー、Urban EV Conceptが展示してある。さて、前スバル デザイン部長の難波治さんの目にはどう映っただろうか?

ホール9の中央にホンダはブースを構えていた。

KIAの隣は、ホンダのブースだ。今回のホンダは、CR-V HYBRIDのプロトタイプ(欧州仕様)、CIVICハッチバックのディーゼルモデルなどを展示していたが、今回のデザインチェックの対象は、小さなEVコンセプトだ。










難波:これですか。これ、何をお話しすればいいのかな。


ーこれ、アーバンEVコンセプトなんで、街の中だけ走る、みたいなイメージなんでしょうか? このクルマに採用するのは、新開発のEV専用プラットフォームで、このモデルをベースにした量産EVを2019年に欧州で発売するらしいですよ。


難波:そうですか、うーん、なんて言ったらいいんでしょうね、これ。




ー軽自動車のN-ONEのEV版みたいな感じじゃないですか?


難波:Nのね。でも、これ、わりと大きいんですよね。そうですね。本当にコメントに困るな、こういうクルマって。こういうのは社内ではどの自動車メーカーもいろいろとやって、トライしているんだと思います。デザインだけの話をすると、特に、電気自動車世代になって、こういうシンプルな処理をどれだけできるか、みたいなところで、形としてテーマを見せようっていうことはよく出てるかなと思いますけどね。




ーでも、シビックよりは、ずっとスッキリしていていいんじゃないですか?


難波:そうですね。まあ、でも、すっきりすればいいってもんじゃなくてですね、これ、無印良品で売るならいいかもしれませんけどね。




ー無印良品的ではありますね。


難波:そうですね、でも、ちゃんと自動車デザインしていますよ。無印良品だと自動車にならないんで。ミニマルな感じって言えばいいのかもしれないですけど。内装の素材、木目のあたり。木目なんか新しい素材を使った木目なのかな? ただ木目の表面処理だとしたら、全然面白くもないし……。インパネの横長のスクリーンだって、だからどうした? って感じですよね。単純に液晶立てりゃいいってもんじゃないよって感じがしませんか。ボクはそう思うんですけどね。




ーああいうあそこに(フロントグリルに)文字が出るっていうのもメルセデスが前にやっていますしね。


難波:全然新しくないですよね。もう、乗降中なんていったら、バスは大昔からやってますから。だからね、これもあんまり、どうしてIAAにホンダが出して、これでなにをホンダが訴えようとしているのかが、いまいち希薄な感じがしますね。でもま、クルマとしてはね、真四角のつまんないクルマになりそうなものをうまーく、カーブをちゃんと駆使してまとめているのは腕前は確か、だと思います。そう思います。サンヨンよりよっぽど腕前がいい。


ーホンダの人に言ったら怒られますよ。サンヨンと比べるなよって。








どうも、MINI EVコンセプトといい、このホンダのアーバンEVコンセプトといい、難波さんには、あまり響かなかったみたいです。


ということで、ホール9はおしまい。次はホール8に向かいます。と思ったら、見知らぬメーカーのブースが……。


次はアスパーク(ASPARK)編です。


難波 治著『スバルをデザインするということ』

スバルの前デザインGMが語る、スバル躍進の秘密


経営危機から自動車業界最高の営業利益率へ。


その成功物語の裏になにがあったか?

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