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まさに「羊の皮を被った狼」!野心的設計のスポーツセダン、アルファロメオ・アルフェッタをドイツで見かけて


ドイツの人々は、おとなしい外観に驚くほどの走行性能を秘めた、いわゆる「羊の皮を被った狼」クルマが今も昔も大好物。BMW M3、メルセデス・ベンツE500、アルピナB10ビターボ、アウディRS6など、外観はシックにまとめながら、ひとたび鞭を打つとアウトバーンを飛ぶように走る、そんなクルマが昔から数多く作られ、愛されてきました。


今回ご紹介するクルマはイタリア生まれですが、「羊の皮を被った狼」好きなドイツ人の琴線に触れるクルマであることに間違いないでしょう。凡庸な4ドアセダンのボディに、これでもか!と言わんばかりのパッケージングを詰め込んだ、1970〜1980年代前半のミドルクラスサルーン、アルファロメオ・アルフェッタ2.0です。


レースで圧倒的な成績を残した初代「アルフェッタ」



アルファロメオ・アルフェッタには、4ドアの「ベルリーナ」と3ドアクーペの「GT(もしくはGTV)」の2種類のタイプがありました。日本で今でも根強い人気がある「GT」モデルに比べると、「ベルリーナ」モデルはかなり地味な存在かもしれません。「ベルリーナ」モデルは1972年から1984年まで生産され、エンジンは1.6リッター、1.8リッター、2リッターのガソリンエンジンと、2リッターと2.4リッターのディーゼルエンジンが用意されていました。


「アルフェッタ」という名前は、イタリア語で「小さいアルファ」を意味します。もともとは1938年に登場したレーシングマシン、アルファロメオ・ティーポ158と、その発展型であるティーポ159に付けられた愛称でした。この初代「アルフェッタ」は、可愛らしい愛称とは裏腹に、アルファロメオの歴史上もっとも成功を収めたマシンとなりました。グランプリ54戦で47勝。特に1950年に始まったF1世界選手権の初年度、ティーポ158はすべてのF1規定のレースで優勝し、圧倒的な成績で最初のシリーズチャンピオンに輝くのです。


高度なメカニズムを4ドアボディに凝縮



途中、第2次世界大戦による中断が挟まるものの、10年以上の長きにわたって第一線級の実力を持ち続けた初代「アルフェッタ」。その偉大な初代の名前を引き継いでデビューした2代目アルフェッタは、外観こそ地味な4ドアセダンながら、内部にはレーシングマシン譲りのメカニズムを内包していました。


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