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キャビアはサメの卵ではない!?キャビアの謎に迫ります


食欲の秋!ですね。今日はトリュフ、フォアグラと並んで世界三大珍味と称される「キャビア」をご紹介します。日本で食べられるキャビアのほとんどが輸入品のため、旬を気にしたことがないかもしれませんが、キャビアの旬は秋(または春)なんです。

キャビアがチョウザメの卵であることはご存じだと思いますが、実はこのチョウザメ、サメといってもサメの仲間ではありません。知っているようで知らないキャビアの謎に迫ります。

キャビアはチョウザメの卵。世界三大珍味のひとつです

キャビアはチョウザメの卵。世界三大珍味のひとつです


キャビアって何?おいしい季節も教えます

キャビアはチョウザメの卵の塩漬けのこと。ヨーロッパでは魚卵の総称として使うこともあります。

チョウザメは、サメという名前がついていますが、サメではありません。その形状がサメに似ていることからその名前がつけられました。チョウザメは硬骨魚類に、サメは軟骨魚類に属すため、系統が大きく異なります。

ワインでいえばボージョレ ヌーヴォーのように、新たなシーズンを迎えたばかりのキャビアは「フレッシュキャッチ」とも呼ばれます。春は3月後半から、秋は9月後半から収穫されたキャビアがそれにあたります。数週間の軽い熟成を経て出荷されるため、フレッシュキャッチを口にできるのは、6月半ばごろまでと、10月前半~11月末ごろとなります。

チョウザメ。漁獲量が減少しており、キャビアの価格高騰が問題に

チョウザメ。漁獲量が減少しており、キャビアの価格高騰が問題に


キャビアといっても1種類ではない!?

チョウザメの仲間は20種類以上いるといわれており、その種類で卵の特徴、価格なども異なります。代表的な3種を紹介します。

ベルーガ

オオチョウザメの卵で、最もグレードの高いキャビアです。成魚になるまで20年かかるうえ、近年、漁獲量が減少しており、希少価値が高まっています。色は明灰色から暗灰色で、色が明るいもののほうが良いとされます。卵のサイズは大粒で、皮がきめ細かくマイルドな味わいです。

オセトラ

カスピ海に生息する2種類のチョウザメ(ロシアチョウザメ・シップチョウザメ)の卵。色は灰褐色から金色までと変化に富みます。プチプチとした食感で、脂質が多くナッツのような風味が特徴です。

セヴルーガ

ホシチョウザメの卵。成魚になるまでにかかる時間は8~9年と比較的短く、最も小型でスマートな体型をしています。卵は暗灰色で小粒。独特な風味があり、人気が高いキャビアです。

チョウザメの成長には長い年月がかかります。寿命も長く何度も繁殖をするため、一個体を獲ることで、何十回分もの繁殖の可能性を奪うことにつながります。乱獲を防ぐために厳しい資源管理が行われていますが、漁獲高の減少にともなう価格の高騰が問題になっています。

価格高騰の問題を解消するために、世界各国でチョウザメの養殖が行われています。日本では宮崎県や高知県での取り組みが有名です。

チョウザメの種類によって価格が異なるキャビア。ラベルの色でランクがわかります

チョウザメの種類によって価格が異なるキャビア。ラベルの色でランクがわかります


キャビアの栄養

輸入キャビアは保存期間を長く保つため7~10%の塩分濃度で塩漬け処理されていますが、原産国では3~5%で処理されており、キャビア本来の味を楽しめます。

【主な栄養成分】

ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、リン、パントテン酸、ナトリウムなど

【効果・効能】

血栓が作られるのを抑えたり、貧血予防、動脈硬化予防、肩こりや腰痛の緩和などに期待が持てます。

塩分とコレステロールも高いので、食べ過ぎには注意が必要です。

―― 最後にちょっとしたトリビアをご紹介します。キャビアを食べる際は、銀のスプーンは使わないほうがいいそうです。なぜなら、銀のにおいがキャビアにうつってしまうから。金や木製などのスプーンを使うのがおすすめです。

生臭さが苦手な人はレモンをかけていただきましょう

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