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「もったいない」から始めよう。食材使いきりのアイディア帖<玉子編>


スーパーなどで安く手に入ったり、冷蔵庫に重複して購入してしまったりすることもある食材。ついついワンパターンだったり、どう食べようかと困ってしまったことはありませんか?

日本で排出される食品廃棄物はおよそ年間で2800万トン。このうち、食べられるのに捨てられている『食品ロス』は630万トンにものぼります。(この量はなんと、1人1日当たり、お茶碗1杯程度の食品を捨てている計算になります。)

食材を知って、おいしく、最後まで、たくさん食べられるアイディア、ご提案いたします♪


たまごは「卵」?「玉子」?

本来は生物学的な意味で、子孫を残すために孵化することが前提で、「卵」と書きます。魚や虫のたまごも「卵」と書きます。一方、食用を目的とした食材のたまごは「玉子」と書きます。主に鳥類のたまごを指します。

つまり、大きな概念として「卵」があり、そのなかで料理などに使用される鳥類のたまごの総称が「玉子」と表現されます。

買ってきた玉子はどう保存する?

できれば玉子の容器ごと冷蔵庫の奥へしまいましょう。新鮮さを保つには、「卵黄を安定させること」がとても大切。玉子の丸いほうを上に、とがった方を下にしておきましょう。冷蔵庫のドアに付いているエッグポケットは、ドアの開閉によって振動が激しく、温度が上がりやすいために注意が必要です。

賞味期限として記載されているおよそ2週間の間は生食が可能です。

玉子料理については、

*十分に加熱しない玉子料理は、調理が始まってから「2時間以内」に食べるようにして下さい。

*ゆで卵はなるべく冷蔵保存で。殻をむいていない状態で3日以内、むいたものは24時間以内が目安です。塩分を含んだタレに漬け込んだ味付け玉子は、もう少し保存が可能です。


玉子の食べ過ぎ、ダメじゃなくなった?

コレステロールが高いから、と1日2個程度と思っていませんか?実は、玉子には1日の摂取制限がありません。ちょっと前までは、毎日玉子を食べ過ぎると「動脈硬化」や「脳卒中」などに影響がある、と言われていました。たくさん食べている人とそうでない人とを比べても、その死亡率に差が生じないということが分かり、2015年以降、摂取制限がなくなったのです。

逆に、コレステロール不足が免疫力の低下に繋がり、近年では1日に2個は食べた方がよい、と言われるようになってきています。

また、生活習慣病などの予防や改善が期待できる「機能性食品」のひとつとして玉子が重要視されています。玉子に含まれている『レシチン』は、コレステロールの蓄積を押さえてLDL(悪玉)コレステロール値を低下させ、動脈硬化を予防する効果が期待できます。また、レシチンを構成している『コリン』には、脳を活性化に必要な物質のひとつで、脳の記憶や情報を伝達を助ける働きが期待できます。認知症の予防や改善効果で注目されるようになりました。卵黄の鮮やかな黄色を出す色素の『カロチノイド』は強い抗酸化作用があって、動脈硬化や脂質異常症の予防や改善を助ける働きが期待できます。

毎日おいしく摂取して、生活習慣病の予防も心がけをしちゃいましょう。


定番の「ゆでたまご」のあれこれ

「割とよく作っているハズなのに、仕上がりがいつも違う」ということはありませんか?鍋の種類や、火加減、お湯の量、一度にゆでる玉子の数でも変わってきます。

今回は、沸騰したお湯に冷蔵庫から出したばかりの玉子をゆでる、という方法をご提案いたします。ぜひ一度作ってみて、ご自身の好みを見つけてみてくださいね。

おいしくゆでたまごを作る基本のレシピ

1 茹でる前に玉子の丸い方に小さなヒビまたは穴を空けておくと、殻が剥けやすくなる

(玉子のガスが抜け、薄皮と白身の間に水分が入ることで殻が剥きやすくなります。)

2 沸騰したお湯に、お玉に玉子を乗せてそっと入れる

3 規定時間ゆでたら、取り出し、すぐに冷水につける

4 玉子が冷えてから殻を剥く

ゆで時間の目安とおすすめの食べ方

*6分 超半熟。黄身はとろとろで白身もやわらかい状態。丼など黄身のとろっとした味を楽しむ料理に。

*8分 黄身は、固まった部分とやわらかい部分が半々くらいの状態。黄身は切っても流れてはこないが、玉子を押すと、半熟の黄身が少し出てくるくらい。味付け玉子に向いています。

*9分 黄身の中央も固まっているけど色鮮やかで、火が通りすぎていない状態。玉子を押すと、半熟の黄身は出ずに、ゆるく固まった黄身がパカッと割れるくらい。サラダなどいろいろとアレンジしやすいですね。

*12分 固ゆで。黄身が全体的に白っぽく火が通っている。水分が出ないのでサンドウィッチの具におすすめです。


おすすめの味付け玉子レシピ

☆基本の味付け玉子

ゆで玉子 6個

醬油 大さじ4

水 大さじ3

みりん 大さじ2

砂糖 大さじ1

調味料を全て合わせて火にかけ、フツフツしたら火を止め、粗熱がとれたら漬けてください。2、3時間で食べられます。

☆アジアンな味付け玉子

ゆで玉子 4個

鰹だし 120cc

ナンプラー 大2

オイスターソース 大2

にんにく(みじん切り)  1片

セロリの葉適量

鰹だしが冷めてから調味料を合わせて漬ければOK。2日目が食べごろです。

☆スパイシーさが癖になる、簡単味付け玉子

ゆで玉子 1個

ウスターソース 大さじ3

調味料ひとつで漬けるだけの簡単さ。漬け込み時間は2時間から2日程度。お好みの濃さを探してみてください。

☆Hotなスタミナ味付け玉子

ゆで玉子 3個

醤油 大さじ2

砂糖 大さじ2

味噌 大さじ1

味醂 大さじ1

豆板醤 小さじ1/2

蜂蜜 少々

にんにく(チューブ)  少々

全ての調味料を合わせて砂糖が溶けるまで火にかけてください。粗熱が取れたら漬け込み、一晩寝かせればできあがりです。合わせた調味料はお肉を焼いたりしたときのタレとしても使えるので、多めに作っておいて楽しむのもおすすめです。


メイン料理に流行の玉子料理はいかがでしょう?

玉子料理と言えば、卵焼きにオムレツ、オムライス、サラダなど、ついついワンパターンになってしまって飽きてしまったり。そこで今回は、最近ちょっと流行の玉子料理はいかがでしょう?写真映えも狙って作れば、一緒に食べる相手も驚くこと間違いなし!

☆中東の定番 フライパンひとつで「シャクシュカ」

【材料】(作りやすい分量)

オリーブオイル 大さじ1

にんにく 2片

ベーコン 3枚

にんじん 1本

たまねぎ(中) 1個

トマト缶(カット) 1缶

卵 2個

クミンパウダー  ひとつまみ

塩・コショウ 少々

【作り方】

1 にんにくはみじん切り、ベーコンは1cmの短冊切り、にんじんとたまねぎは小さめのサイコロ状に切る。にんじんは耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをして電子レンジ(500w)で1、2分加熱しておく。

2 フライパンにオリーブオイルを入れて、にんにくを弱火で炒める。香りが出たら、ベーコン、たまねぎ、にんじんを加えて、中火で炒める。

3 たまねぎが透明になったら、クミンパウダーを加えてさらに炒める。

4 トマト缶を加えて3分ほど煮込む。

5 塩、こしょうで味を調える。真ん中にくぼみを作って、玉子を割りいれ、ふたをして弱火で4、5分煮る。玉子に火を通し過ぎないように注意してください。(半熟程度)

6 玉子の上に黒こしょうを散らしたら、できあがりです

*ふたをする前にチーズを散らしたり、きのこやかぼちゃ、パプリカ、ズッキーニ、ナスなど野菜をアレンジしてもおいしいですよ。

☆LA発!話題の「エッグスラット」

マッシュポテトを使って作るので、ついでに作りおきも。おいしくて簡単な「マッシュポテト」の作り方からお教えいたします♪

【材料】(作りやすい分量)

じゃがいも(男爵) 4個(約500g)

牛乳 2/3カップ

バター 30g

塩 小さじ1/4

250ml程度の耐熱容器(ビンやココット、コップなど)

玉子

【作り方】

1 じゃがいもはよく洗い、耐熱皿に並べてラップをかけ、電子レンジ(600W)で10分加熱。竹串を刺してみて、堅いようならさらに1分ほど加熱する。

2 じゃがいもの皮をむいてボールに入れ、熱いうちに木べらでつぶす。なめらかになったらバターを加えて、手早く混ぜ合わせる。

3 牛乳を沸騰直前まで温めて【2】のボールに少しずつ加える。都度よく混ぜ合わせる。全量を加えたら、塩を入れて味を調える。

4 粗熱が取れたら、清潔な密閉容器に入れれば、3日ほど冷蔵保存可能。ファスナーつき保存袋に入れれば、1カ月ほど冷凍保存可能。

5 耐熱容器にマッシュポテトを6分目程度まで詰める。

6 それぞれの容器に卵を割りいれ、アルミホイルでふたをする。

7 蒸し器や湯せんで、玉子が半熟になるまで加熱をしたら、できあがり

イスラエルの伝統料理でもある「シャクシュカ」

イスラエルの伝統料理でもある「シャクシュカ」

参考

文部科学省 食品成分データベース

一般財団法人 日本養鶏協会

JA全農たまご

家でも簡単に試せる「エッグスラット」

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