きょう23日は本州付近には暖かく湿った空気が流れ込んで、太平洋側のあちらこちらに発達した雨雲がかかり、四国では大雨となっている所も。今夜にかけて局地的に非常に激しい雨や落雷、竜巻などの突風の恐れがあります。土砂災害や道路の冠水などに警戒、注意を。
●四国に活発な雨雲 徳島県に土砂災害警戒情報
きょう23日は本州付近には暖かく湿った空気が流れ込んで、太平洋側のあちらこちらに発達した雨雲がかかり、特に四国では大雨となっている所があります。
四国や中国地方にはきょう23日未明から断続的に活発な雨雲がかかり、高知県四万十市窪川で1時間に58.0ミリ(午前6時30分まで)、徳島県那賀町木頭出原(なかちょう・きとういずはら)では50.0ミリ(午前11時34分)の非常に激しい雨を観測しました。
午後1時までの12時間雨量は、高知県須崎市で152.0ミリ、徳島県那賀町木頭出原(なかちょう・きとういずはら)では139.0ミリとまとった雨が降っています。
午後1時30分現在、愛媛県、岡山県に大雨警報が発表されている所があり、徳島県には、美馬市木屋平と神山町を対象に「土砂災害警戒情報」が発表されています。降り続く大雨のため、警戒対象地域では土砂災害の危険度が高まり、避難が必要となる危険な状況となっています。
崖の近くなど土砂災害の発生しやすい地区にお住まいの方は、早めの避難を心がけるとともに、市町村から発表される避難指示などの情報に注意してください。
●西日本や東海 今夜にかけて「警報級大雨」の恐れ 土砂災害・道路の冠水など警戒
今夜にかけては太平洋側を中心に、局地的に大雨となるでしょう。
活発な雨雲の通り道となっている四国を中心に、非常に激しい雨の降る恐れがあります。すでに、大雨となっている所では、土砂災害や低い土地の浸水、道路の冠水などに警戒が必要です。
また、近畿や東海、関東も、このあと雨雲が発達する恐れがあり、雨の降り方によっては、大雨警報が発表される可能性があります。天気の変化に注意して、短い時間の外出でも雨具があると安心です。
●晴れている所も雷雨注意
きょう23日は、北陸や北日本では晴れて、新潟県長岡市で39℃に達するなど危険な暑さになっている所もあります。
気温が上昇している北陸や関東北部を中心に発雷確率が高くなっています。
晴れている所も、このあとは急に雨雲が発達し、大雨や雷雨となる可能性もありますので、空の様子に注意して、積乱雲が近づく兆しがある際には、早めに安全な場所に避難をしてください。
