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「ドーハの悲劇」出場のU-23イラク代表監督、同試合で得点の選手が亡くなったことを明かす


U-23アジア杯カタール大会準決勝日本-イラクの前日会見に出席したU-23イラク代表DFザイド(左)とラズィ監督(撮影・佐藤成)

パリオリンピック(五輪)アジア最終予選兼アジアカップ(杯)カタール大会準決勝日本対イラク戦が29日、行われる。イラクを率いるラズィ監督は28日、試合会場で行われた公式会見に出席。「ドーハの悲劇」として語り継がれる31年前のワールドカップ(W杯)アメリカ大会アジア最終予選の最終戦日本戦で1点目を決めた同名のラズィ氏が、亡くなったことを明かした。

会見では日本メディアから「監督が出場し、得点を奪った1993年の日本戦…」と「悲劇」についての質問が飛んだ。笑みを浮かべたラズィ監督は「試合に出場したのは事実です。しかし、得点を決めたのは不運にも亡くなったアハメド・ラズィ氏です」と訂正した。その上で、「イラクと日本の試合はいつもハイレベルになる。そして我々が(93年に)成し遂げた結果は、いつも我々をポジティブな結果に導き、モチベーションが上がる」と語った。

イラクメディアによると、アハメド・ラズィ氏は、2020年年に新型コロナウイルス感染症によって亡くなったという。

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