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【阪神】近本光司、全国の離島支援へ一般社団法人「LINK UP」立ち上げ 社の先輩とタッグ


2023年12月28日、淡路島での自主トレでファンと交流する阪神近本

阪神近本光司外野手(29)が25日、全国の離島支援に取り組む一般社団法人「LINK UP」(リンクアップ)を立ち上げることを自身のSNSなどで発表した。

理事として参画し、社(兵庫)時代の1学年先輩で代表理事を務める石井僚介氏(30)とタッグを組んで、故郷の兵庫・淡路島や自主トレ地の鹿児島・沖永良部島から活動の輪を広げていく予定だ。昨夜の試合後にはインスタグラムで「明日の昼ごろ、皆さんに大事なご報告があります」と告知していた。

これまでも故郷の淡路市在住者を甲子園に招待する「近本シート」の実施や、淡路島や自主トレ先の沖永良部島の子どもたちを対象としたスポーツ教室を定期的に開催してきた。23年オフには継続的に社会貢献活動やファンサービスに取り組む選手を表彰する球団制定「若林忠志賞」を受賞している。

現役中だけでなく引退後もこうした活動を続けていきたいという意向が強く、今回はその活動基盤として「LINK UP」の立ち上げに至った。近本が出資する他、離島支援、地方創生の理念に賛同する企業からの協賛金を原資に、離島の子どもたちへ向けたイベントなどを実施する活動が主になっていく。個人が支援に参加できるコミュニティーの形成も検討中。いずれも、近本がユニホームを脱いでも持続的な支援をしていくための方策といえる。

ただ、現役の近本の本職は、もちろん野球だ。そこで自らの「左腕」として、社時代の1学年先輩で代表理事を務める石井氏の力を借りる。社では石井氏が中堅手として右翼近本の隣を守ることも多かった。その後、アメリカンフットボールの世界に飛び込み、社会人時代は日本代表でプレーした経験を持つ。近本がプロ入り後には自主トレをともに行う機会もあった。勝手知ったるかつての戦友が、今度は夢実現へのパートナーになる。

近本は「LINK UP」の公式サイトで石井氏とのインタビュー動画を公開。「現役中は、その活動も応援されやすいけど、引退してしまうと、どうしても続けられなくなったりする。それだと、やっている活動に意味がなくなるのかなと思うので。10年、20年先もずっと続けていくことが、島の発展、地方創生にもなるのかなと思うので、引退したあとでも続けられるようなことを常に思っています」と立ち上げへの思いを明かした。

「やりたいな、やりたいなと考えていたんですけど、(淡路島のイベントなどは)1回限りで終わっちゃうことがよくあったので。これじゃあ、なかなか続けられない。だからもう1人、動ける人を探していたんですよ、3年、4年くらい」とここ数年を回想。石井氏に声をかけた当時を思い返し「去年、アメリカンフットボールを引退されて、兵庫県に帰ってくるっていう連絡を聞いた時に、ここだと思って。ご飯行きたいんですけど、いいですか? って」と即アタックしたと語った。石井氏は「シーズンが終わってから時間がある時でも、と言ったら、すぐにでもいいんで、と。熱量がすごかったので、応えたいと」と振り返った。

近本は「理念に賛同してくれるみなさんと、たくさん話ができるのを楽しみにしています」と呼びかけた。動画の最後にはメッセージを寄せ「子供の頃に体験したことは、その後の人生にとって多大な影響を与えます。私が少年だった時に体験したプロ野球選手からの野球指導や引率してもらった満員のスタジアム。バックスクリーンに消えていく特大のホームランを直に見たことなど、今の野球人生にも繋がる事が沢山あります。私たちが今までしてもらったこと。それらを次世代の子供たちに伝え、そして繋いでいきたい。そんな思いを胸に一歩を踏み出しました(原文ママ)」と記した。

子どもたちへの思いにあふれ、故郷を大切にする近本の恩返しが始まる。

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