パリ五輪アジア最終予選を兼ねるU－23アジア杯カタール大会で、日本は開催国カタールと準々決勝で対戦する。負ければ、パリ五輪への道を断たれる大一番だ。
日本は7大会連続で五輪に出場中。「五輪経由W杯」で数多くの選手たちが活躍してきた。
その伝統を継承できるか、勝負の一戦になる。
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過去の「五輪経由W杯」
◆96年アトランタ 28年ぶりの五輪出場で、王国ブラジルを1－0で撃破する「マイアミの奇跡」を起こした。主力だったMF中田英寿ら5人は2年後の98年W杯フランス大会に出場。五輪の経験が日本のW杯初出場につながった。
◆00年シドニー A代表と兼任だったトルシエ監督の下、8強入り。オーバーエージ（OA）枠を含めDF宮本恒靖ら9人が02年W杯日韓大会にも出場し、日本のベスト16進出に貢献。
◆04年アテネ 山本昌邦監督は「アテネ経由ドイツ行き」を掲げて臨んだが、1次リーグ敗退。06年W杯ドイツ大会への出場もOA枠のMF小野伸二を除き2人のみだったが、FW大久保嘉人らは6年後の10年W杯南アフリカ大会で活躍。
◆08年北京 1次リーグ3戦全敗だったが、DF長友佑都、FW岡崎慎司、本田圭佑ら5人が10年W杯南アフリカ大会に出場。16強進出の原動力になった。
◆12年ロンドン 本大会で快進撃を続け4位入賞。OA枠だった当時23歳のDF吉田麻也の他にMF山口蛍ら6人が14年W杯ブラジル大会でメンバー入り。
◆16年リオ MF遠藤航、南野拓実らを中心に臨んだが、1次リーグ敗退。そのメンバーで2年後の18年W杯ロシア大会のピッチに立った選手は1人もいなかったが、のちにA代表の主力として一気に台頭した。
◆21年東京 3位決定戦でMF三笘薫が得点を決めたが1－3で敗れて4位。OA枠を除く9人の東京五輪メンバーが22年W杯カタールで活躍した。
