starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

大谷翔平の目には光るものが…すべて吹っ切る自己最速191キロ弾「巡航ミサイルのよう」衝撃6号


ナショナルズ対ドジャース 9回表ドジャース無死、右越えに5号ソロ本塁打をは放つ大谷(撮影・菅敏)

<ナショナルズ1-4ドジャース>◇23日(日本時間24日)◇ナショナルズパーク

【ワシントン23日(日本時間24日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(29)が、米国の首都で強烈な一撃を放った。ナショナルズ戦に「2番DH」で出場し、9回の第5打席で2戦連発となる今季6号ソロ。本塁打では自己最速、球団最速の118・7マイル(約191キロ)をマークし、貴重な追加点でチームの2連勝に貢献した。ナショナルズパークでのプレーはメジャー7年目で初。自らの日本人最多記録を更新する26球団目、24球場目の本塁打になった。初見参の敵地で大歓迎され、ファンの期待に1発で応えた。

    ◇    ◇    ◇

一塁ベースを回り、大谷は力強く右拳を握った。状況を踏まえれば、感情が入るのもごく自然だった。2点リードの9回無死、長打はもちろん本塁打を狙っていい場面。1ボールからフルパワーで振れる甘いボールを待った。今季、これまでフルスイングは空振りかファウルが多かったが、タイミングを崩されることなく完璧に捉えた。ホームに生還し、自軍ベンチで同僚と笑顔でハイタッチ。その目には光るものがあった。

自分らしく、チームに貢献できることで喜びがあふれたのかもしれない。3月下旬以降、打撃のイメージと結果が思うように一致しなかった。10年契約、プロスポーツ史上最高契約の7億ドル(当時1015億円)で移籍し、少なからず重圧もあったはず。元通訳との離別で、本意ではない注目も浴びた。直近では松井秀喜氏を超えるメジャー通算の本塁打数が頭にあった。だが、もう気にするものはない。吹っ切れたかのように秘める力が解放された。

右腕バーンズの真ん中スプリットを強振。すさまじいインパクト音を残した。本塁打では自己最速の打球速度118・7マイル(約191キロ)。弾丸ライナーで右翼2階席へたたきこみ、ロバーツ監督は「トップスピンがかかったようなライナーだったのに、2階席まで届いた。あれが出来る選手はそう多くない」とうなった。あまりの超速ぶりに決勝打のアウトマンは「巡航ミサイルのようだった」と表現。ライナー性の打球は一般的に飛距離は伸びないが、450フィート(約137メートル)も飛ばした技術とパワーが、非凡さを証明した。

米国の首都ワシントンD・Cには7年目で初見参。「ジャパニーズ・ヘリテージナイト」として桜をシンボルにした特別な一戦で打席ごとに歓声と拍手で迎えられ、温かく歓迎された。欲しかった追加点を1発で奪い、勝利に直結する2戦連続の豪快弾。ロバーツ監督は試合後「彼は(バットの芯ではなく)少し詰まった、と言っていたよ。ジョークだけどね」と、2人のやりとりを明かした。笑い合えるのも、本調子が近づいてきた証だ。期待に応え、喜んでもらうことが、大谷は何よりうれしい。

▽ドジャース・マンシー(大谷の6号に) 「人生で見た中で最も遠くまで飛んだトップスピンのボールだった。トップスピンで2階席に打つにはかなり感動的。もしバックスピンで打ったら、スタジアムの外に出ていた」

○…大谷は試合前、フィールド上で投手としての調整を行った。チームスタッフを相手に約20メートルの距離で20分ほど腕を振った。これまでは約10メートルの距離だったが、リハビリの段階が上がり、強めに投げるボールもあった。来季の二刀流復活に向け、投球プログラムは基本的に2日に1回のペースで行う予定となっている。またこの日は、練習を終えると現地のファンから求められたサインにも応じた。

    Loading...
    アクセスランキング
    starthome_osusumegame_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.