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【阪神】首位キープ、岡田監督執念の継投で12回ドロー「ええわ引き分けで。負けへんのが一番」


DeNA対阪神 引き分けに持ち込んだ選手をタッチで迎える阪神岡田監督(中央)(撮影・山崎安昭)

<DeNA1-1阪神>◇23日◇横浜

負けない虎だ。阪神が延長12回を戦い抜いて1-1と今季3度目の引き分けに持ち込んだ。阪神岡田彰布監督(66)が送り出す中継ぎ陣が耐えて、しのいでゼロのバトンをつないだ。今季は開幕から5度目の延長戦も負けなし。12球団NO・1の救援防御率1・10を誇るブルペン陣の勝負強さが光る。勝利した2位巨人に0・5ゲーム差と迫られるが、首位の座を明け渡すつもりはない。

    ◇    ◇    ◇

勝てなかったが、負けなかった。4時間13分の熱闘の結末は、阪神の厚いブルペン陣が耐えに耐えた延長12回ドロー。岡田監督は「負けなくて良かった、引き分けで。ええわ、引き分けで。負けへんのが一番ええわ」と前向きに捉えた。

先発の村上が8回1失点でつないだ後に、ピンチは何度もやってきた。まず9回のマウンドに上がったのはゲラ。1死から牧、宮崎に連打を浴びて二、三塁とされたが、最後は山本を遊ゴロ。延長10回には桐敷が1死二塁、11回には島本が2死二塁のピンチを背負うも後続をきっちり抑えた。

引き分けがかかる最終回に登板したのは守護神岩崎。山本の四球、桑原の左前打から2死二、三塁と最後に大きなピンチがやってきた。ここで迎えたルーキー度会に3球スライダーを続けて空振り三振。負けない虎の真骨頂だった。

リリーフの踏ん張りに、指揮官は手放しにねぎらった。「しのいで、しのいでの引き分けやからな。それはやっぱりピッチャー陣の頑張りやな。引き分けいうことはブルペン陣の頑張りやからな」。先週の甲子園で6連戦では、先発6人全員が6回以上を投げ抜いた。19~21日の中日3連戦では、桐敷とダブル守護神の岩崎、ゲラは登板せず。「ここ何日か投げてないピッチャーも多かったから。誰でも送り出せる状態やったから」。12球団トップの救援防御率1・10。日本一に輝いた昨季に続き、今年も頼もしすぎるブルペンは大きな武器だ。

今季3度の引き分けは2-2、1-1、1-1とロースコア。「守って守っての引き分けの方が多いからな。打ち合いじゃないからな」。守備からリズムを作っていく阪神の戦い方を物語る。今カードは23、24日の2連戦。指揮官は「また間隔空くしな。後ろもどんどんつぎ込めるしな」とニヤリだ。14日中日戦からここまで6勝2分け。この日も負けずに首位をキープした。今季も戦い方は変わらない。自慢の投手陣を誇る岡田虎は接戦で負けない。【磯綾乃】

阪神ゲラ 最後は自分の投球を信じたよ。そのあともみんなでゼロを並べられたし、良い試合だったと思う。

阪神桐敷 1個ずつというところを意識して。ゾーンで強く攻めるとか、広く使うところは広く。

阪神島本 (11回2死二塁、捕手坂本がけん制で二走牧を刺し)誠志郎に助けられました。ゼロに抑えられよかった。

阪神岩崎 走者は出したけど、落ち着いてはいました。結果打たれたけど、自分のペースで投げられた。

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