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【東京V】J3から8年目の苦労人DF千田海人、J1初出場で無失点貢献「この時を待っていた」


川崎F対東京V 前半、相手パスをヘディングでクリアする東京V千田(左)。右は川崎F山田(撮影・狩俣裕三)

<明治安田J1:川崎F0-0東京V>◇20日◇第9節第1日◇U等々力

東京ヴェルディがアウェーで川崎フロンターレから価値ある勝ち点1を手にした。

守備の主力選手に負傷者が出ている中、J1初出場となったDF千田海人(29)を中央に入れた急造DFラインが奮闘。0-0で引き分け今季9試合目で初の無失点試合となった。

川崎Fの強力ブラジル人FWエリソンに真っ向から立ち向かったのは、金髪頭が目立つ千田だった。186センチ、82キロの体を投げ出し、ロングボールを次々とはね返した。不動のDF谷口が前節の東京戦(2-2)で負傷。右サイドのDF宮原もコンディション不良で欠場した。

「この時を待っていたので、いい準備をしてきた自信があった。今日ゼロで抑えられたのは収穫です。それが僕が出ている意味だと思います」と言って、胸を張った。

遅咲きの苦労人。神奈川大から17年に当時J3の秋田へ。夢のJ1ピッチを信じて昨季、J2だった東京Vへ加入。プロ8年目にして夢をかなえた。

城福監督が言う。「うちの練習は厳しい。質も量も日本一でありたい。そこまでやってもチャンスが巡ってこない代表格が千田でした」。それでも練習から100%を出し切る。ひたむきな努力と練習は裏切らなかった。指揮官は「あれだけやったんだからやれないはずがない、そんな思いがほとばしっていた」とたたえた。

千田は「自分ができるのは分かっていた。それでもまだ完璧じゃないので、日々トレーニングで高めたい。次(28日・アビスパ福岡戦)も外国人選手がいるので自分の良さを最大限出して勝ちたいです」

今季J1で20番目のクラブと呼ばれた東京Vだが、ここ6試合(1勝5分け)は負けなし。名門復活へ、地道だが確実に成長曲線を描いている。【佐藤隆志】

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