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「新球場」に波紋も=規則の解釈で落とし穴―プロ野球・日本ハム


 北海道北広島市に来年3月開業予定で、プロ野球日本ハムの本拠地となる新球場「エスコンフィールド北海道」を巡り、完成間近になって波紋が広がった。本塁からバックネットまでの距離に関し、公認野球規則が定める距離に約3メートル足りないとの指摘が、11月のプロ野球実行委員会の中で浮上したからだ。  当該の距離は、日本の野球規則で「60フィート(18.288メートル)以上が必要」としている。日本ハムによると、新球場は「50フィート(15.24メートル)」で設計。観客席とグラウンドが近く、臨場感のある観戦を売りにしているが、そこに落とし穴があった。  1週間後の12球団代表者会議で、日本ハムは川村浩二球団社長が謝罪。その上で、新球場1年目の2023年シーズンは現行のままとし、同年オフ以降に改修する計画を提示し、同意を得た。  「3メートルの誤差」はどこに原因があったのか。球団側は「日米の規則の差に関する確認や相談が不十分で、プロセスに問題があった」と説明した。球場の設計は米国の業者が担当。米国の公認規則では、60フィートは「推奨」となっているため、解釈の違いが生じたという。  他球団の幹部は「何で今になって出てきたの、という感じ」と驚きを隠さなかった。ただ、規則に反していた事実がある以上、「それを『仕方がない』とは簡単に言えない。近づけていいのなら、他の球場も改修した際に近づけられた話だから」と語る。  関係者の間では、3メートルという距離の違いがプレーに与える影響があるのか、との声も。なぜ「60フィート」が必要なのかという根拠は明示されていない。今後、規則の改正などがあるのか。日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「改めて問題提起が出ることはあり得ると思う」と話している。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕11月3日に報道陣に公開された建設中の「エスコンフィールド北海道」。後日、本塁からバックネットまでの距離不足が指摘された=北海道北広島市
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