韓国最大の仮想通貨取引所Upbit(アップビット)を傘下に持つ韓国IT大手のカカオが、子会社を通じてICO(仮想通貨を利用した資金調達)を含む仮想通貨ビジネスの開始を検討中だと報じられている。一部メディアは20日にも具体的な発表を行う予定だと伝えている。同社は上半期に仮想通貨決済支援サービスを導入しており、これは独自の「カカオコイン」につなげる狙いがあるという。同社はメッセージアプリ「カカオトーク」や決済サービスなどを手掛けており、同コインはこうしたプラットフォーム間での決済に利用されるようだ。

同社が独自の仮想通貨を検討する背景には、ライバル企業であるテレグラムの存在がありそうだ。テレグラムも同様にメッセージアプリを手掛けているほか、独自の仮想通貨「グラム(GRAM)」のICOで既に8億5000万ドルの調達に成功したとされている。

ただ、カカオコインにはいくつか問題がある。韓国では昨年末から仮想通貨への規制が強化されており、ICOも禁止されている。カカオはこうした規制を回避するために、子会社のカカオ・ブロックチェーンを利用し、シンガポールなど海外でICOを行うとみられている。しかし、海外経由でのICOに成功したとしてしても、韓国当局により国内での利用を制限される可能性もある。

正式な発表が予定されているという20日には、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開催されることもあり、あわせて動向に注意しておきたいところだ。


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情報提供元:FISCO
記事名:「韓国IT大手カカオ、ICOなど仮想通貨ビジネス開始を検討か【フィスコ・ビットコインニュース】