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25日の香港市場概況:ハンセン3.8%高で続伸、コロナ警戒感やや後退


25日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比863.70ポイント(3.81%)高の23527.19ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が345.05ポイント(3.76%)高の9529.49ポイントとそろって続伸した。売買代金は1511億6200万香港ドルに拡大している(24日は1377億9700万香港ドル)。

各国の経済対策に期待感が先行する流れ。主要7カ国(G7)の財務相・中銀総裁は24日に電話会議を開き、「新型コロナウイルスまん延による世界的なリセッションを回避するために、必要なあらゆる手段を実行する」との共同声明を発表した。会議では、各国の財政出動方針が確認されている。また、日本時間25日午後、米国で難航していた新型コロナウイルス対策法案について、与野党が最終合意したと報じられた。経済対策費は2兆米ドル(約220兆円)規模に上る。香港の各指数は引けにかけて上げ幅を広げた。

ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面高(50のうち49が上昇)。ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が11.2%高、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)が10.7%高、電動工具メーカー大手の創科実業(テクトロニック・インダストリーズ:669/HK)が9.6%高と値上がり率上位に並んだ。申洲と創科は米向け売上比率が大きく、万洲は米国でも事業展開している。米国の大型景気刺激策が期待された。万洲に関しては、通期決算の増益と配当増額も支援材料となっている。

セクター別では、石油生産・化工や掘削、天然ガスなどエネルギー関連が高い。中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)と中国海洋石油(CNOOC:883/HK)がそろって7.4%、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が6.7%、中海油田服務(2883/HK)が5.8%、昆侖能源(クンルン・エナジー:135/HK)が23.1%、新奥能源HD(ENNエナジー:2688/HK)が5.9%ずつ上昇した。原油相場の続伸が好感されている。昆侖能源については、通期決算の増収増益と配当増額も刺激材料となった。

中国自動車セクターも急伸。華晨中国汽車HD(1114/HK)が14.5%高、長城汽車(2333/HK)が12.6%高、東風汽車集団(489/HK)が9.2%高、比亜迪(BYD:1211/HK)が8.6%高、北京汽車(1958/HK)が7.7%高、吉利汽車HD(175/HK)が7.4%高、広州汽車集団(2238/HK)が6.2%高で引けた。

このほか、決算動向を手がかりにした値動きでは、ビル建築や建設プロジェクト管理の中国建築国際集団(3311/HK)が15.3%高と大幅続伸。同社が昼に報告した通期決算は、増収増益を達成した。配当も増額する。オンラインゲーム事業やアプリケーション・ソフト開発などの金山軟件(キングソフト:3888/HK)も10.0%高と続伸。同社の業績は赤字となったものの、配当の再開が材料視された。

本土市場も続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比2.17%高の2781.59ポイントで取引を終えた。自動車株が高い。不動産株、金融株、医薬品株、消費関連株、ハイテク株、インフラ関連株、資源・素材株、運輸株なども買われた。

【亜州IR】




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