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個人投資家・株式注意女子:世界のEV化と日本の自動車【FISCOソーシャルレポーター】



以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家株式注意女子氏(ブログ「株式注意情報.jp」、ツイッター:@kabushikichuiを運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2018年1月30日19時に執筆


2017年から度々テーマ銘柄として注目を集めることの多い「EV(電気自動車)」。これはご存知の方も多いと思いますが、環境対策として世界中が動き出していることにあります。

例に挙げると

中国:2025年までに自動車販売数の1/5を電気自動車もしくはプラグインハイブリッド車にするとしており、時期は未定ですがガソリン・ディーゼル車を販売禁止にする方針。

インド:2030年までに販売される国内の新車を電気自動車にする方針。

オランダ:ガソリン・ディーゼル車の新車販売を禁止する法案を2025年以降に議会に届け出る方針。

ドイツ:ガソリン・ディーゼル車の販売を2030年に禁止。

イギリス:ガソリン・ディーゼル車の新車販売を2040年から禁止。

各国のこういった動きを受けて、EV車(電気自動車)の普及に向けてEV(電気自動車)関連銘柄が物色されています。

これまで、自動車産業は日本企業の牽引役でしたが、EV(電気自動車)に関しては電池の寿命の問題や、充電設備の設置など日本国内での問題もあり、今は期待しつつも不透明感が多い状況と言えると思います。

先日、LA在住の友人が日本に来た際に聞いたところによると、LAではスーパーの駐車場に充電設備が設置されており買い物中に充電出来るなど、あらゆる所に充電ステーションがありEV(電気自動車)環境が整っているとのことでした。

また、数年前はどこをドライブしていてもトヨタの自動車が目についた状況でしたが、現在ではテスラの電気自動車や韓国のヒュンダイ・キアが目に付くようです。

米国では、ヒュンダイやキアは月々100ドル程度で常に新車に乗れるカーリースを展開しており、ガソリン・ディーゼル車を購入するよりも定額で安く自動車を利用できると言うことで爆発的に利用者が増えているのではないでしょうか。

日本での充電設備環境の浸透を見る限り、国内で日本のEV車(電気自動車)が普及するには時間を要しそうに思えますし、米国(LA)の状況を聞く限り、中国や韓国などの低価格自動車の普及スピードを見ても日本の自動車メーカーにとって向かい風のようにも思えます。

技術の上で、世界で一歩先を進むことが出来るのか、日本の自動車産業には期待は持ちつつ、現状ではEVが業績に反映されるには時間も要しそうなことから、相場環境が良い時には強く買いが集まっても、人気のテーマ銘柄だからと安易に飛びつくのには注意が必要かもしれません。


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執筆者名:株式注意女子
ブログ名:株式注意情報.jp




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