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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:防衛関連よりも好業績銘柄が良いワケとは?


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家元・社長氏(ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年8月29日22時に執筆


29日の朝早く、北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、北海道上空を通過しました。

国民保護サイレンという、聞き慣れない警報で目を覚ました方も多いのではないでしょうか。

ミサイル発射による地政学リスクの高まりが警戒され、日経平均株価は前日比87円35銭安の1万9362円55銭と続落しました。

防衛関連銘柄の石川製作所<6208>や細谷火工<4274>は高く始まったものの、その後売りに押されて陰線で終わっており、反射的に「ミサイルが発射されたから防衛関連を買っておこう」と考えるのは危険な判断だったことになります。

手掛かり難の状況で、好業績で割安な銘柄への関心は高まっているようで、そういった銘柄への監視を強めると良いでしょう。

そこで今回は、好業績で割安な銘柄の中から、対中間期進捗率が50%を超え、5年平均進捗率をも上回っている大日精化工業<4116>に着目していこうと思います。


■大日精化工業<4116>の基本情報

大日精化工業<4116>は顔料で創業しインキ、樹脂などに展開。合成樹脂着色剤で首位、合成樹脂着色剤など二次製品に注力しており、情報記録材も扱っています。

車両業界向けの研磨材などが好調に推移しているのに加え、車両業界向け内装用材料が海外で堅調となっているほか、アパレル関連の樹脂や成型用材料が伸長をみせていることが寄与し、業績見通しは良好です。

8月9日大引け後に発表した決算によると、18年3月期第1四半期の連結経常利益は前年同期比49.6%増の40.5億円に拡大。

上期計画の57億円に対する進捗率は71.1%に達し、5年平均の54.9%も上回っています。

さらに、指標面を見ると同業種の平均PER15.7倍、PBR1.3倍と比較して同社はPER11.71倍、PBR1.09倍とまだ買われて良い水準です。


■大日精化工業<4116>のチャート分析

大日精化工業<4116>の日足チャートを見てみると、

・2017年4月13日の安値 685円
・2017年7月31日の安値 910円

を結んだラインが下値支持線として株価を下支えしています。

一方の上値抵抗線は、

・2017年5月11日の高値 820円
・2017年8月15日の高値 1094円

を結んだラインが意識されています。

直近4ヶ月の動きを見ると、今年4月下旬から調整を入れつつ右肩上がりで推移。

現在は8月15日高値1094円から調整を経て上昇している途上とみられ、目先は1100円所を上抜いてくるかに注目です。

週足チャートを見ると、2016年6月から長期的に右肩上がりとなっており、比較的長期で保有する目的で買っている投資家も多いと考えられます。

月足では12ヶ月連続で陽線を引いて8月相場を終える見込みです。このまま堅調に株価が推移するとすれば、長期保有で堅実に利益を出すことが出来るのではないでしょうか。

毎日執筆中のブログでは、チャート画像付きで株式市場で注目されているテーマ株や個別株などの分析を行っています。

「投資顧問会社社長 ブログ」で検索してもらえれば、当ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」が出てくると思いますので、一度ブログの方も覗いて頂けますと幸いです。

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執筆者名:元・社長
ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏




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