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今日の為替市場ポイント:米国金利の先安観などを意識してドル買い抑制も


27日のドル・円は、東京市場では106円11銭から105円38銭まで下落。欧米市場でドルは105円58銭から105円12銭まで続落し、105円41銭で取引終了。

本日28日のドル・円は、主に105円台前半で推移か。米国金利の先安観は消えていないこと、米中対立はしばらく続くとみられており、リスク選好的なドル買いがただちに広がる可能性は低いとみられる。

報道によると、米上院共和党は27日、総額1兆ドル規模の新型コロナウイルス追加対策法案を発表した。共和党上院のマコネル院内総務は失業給付の上乗せ額について、「一定額が加算される」と述べたが、具体的な金額については言及しなかった。ただ、国民1人当たり1200ドルの直接支給や医療用防護具を製造するための奨励金などが含まれることを明らかにしている。この発言に対して民主上院のシューマー院内総務は、「共和党案によると失業給付は3割の減額となり全く十分でない」との見解を表明している。市場関係者の間からは「政府の経済支援策への過度な依存が長く続くことは好ましくない」との声も聞かれている。

大規模な経済支援策は将来的には米国財政を圧迫する要因となり、金融政策にも重大な影響を及ぼすことから、一部の市場関係者は追加の経済支援策について慎重に評価しているようだ。



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