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個人主体の材料株物色が中心【クロージング】


20日の日経平均は3日続落。48.22円安の23816.63円(出来高概算13億1000万株)で取引を終えた。19日の米国市場は、週間新規失業保険申請件数が前週から大きく減少したことや、マイクロン・テクノロジーの決算評価の流れなどが材料視され、NYダウ、ナスダックは上昇。ただし、シカゴ先物の冴えない動きや、円相場がやや円高に振れて推移していたこと、さらに参加者が限られる中でリバランス中心の売買となり、日経平均は寄り付き直後の23908.77円を高値に、前場半ばには23746.63円まで下げ幅を広げる局面もみられた。後場は日銀にETF買い入れ観測のほか、大引けでの需給イベントの影響もあり、下げ渋る格好。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは、水産農林、鉱業、パルプ紙、海運、その他金融、倉庫運輸がしっかり。半面、医薬品、輸送用機器、鉄鋼、電力ガス、その他製品、機械、電気機器が小安い。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテスト<6857>、ファーストリテ<9983>が下支えする一方で、ファナック<6954>、アステラス薬<4503>、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>が重石となった。

日経平均は底堅さが意識されているが、一時23746.63円を付けるなど、先週末に空けたマド上限を一時割り込む局面もみられている。来週以降、ギャップダウンとなると、上にアイランドリバーサル形状を残す形となり、センチメントは悪化する。また、じり安基調が続くと、25日線レベルまでの調整を意識した、マド埋めへの思惑にもつながりやすいところ。来週はクリスマスで海外市場が休場となる影響もあって大きなトレンドは出難いと考えられるが、とは言え、テクニカル面からは早期の5日線回復を見極めたいところであろう。

物色としては国内外のメイン処は休暇に入っていることもあり、仕掛け的な商いも限られると考えられる。出来高が一段と細る中、個人主体の材料株物色が中心になりやすい。ただ、物色対象に広がりがみられるというよりは、直近IPO銘柄での短期的な売買に集中しやすいと考えられる。



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