米国株見通し：米中対立の激化・長期化への懸念再燃

S&P500先物　 　 　 　2926.50（-13.50）　（17:55現在）
ナスダック100先物　　7685.50（-50.25）　（17:55現在）

　17時55分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は軟調推移。NYダウ先物は100ドル安ほどで推移している。欧州株式市場は全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比0.20ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、9日の米株式市場は売り先行で始まりそうだ。

　「米トランプ政権が、中国の穀物購入停止を受けて、ファーウェイとの取引再開許可の決定を先送りしている」との一部報道を受けて、米中対立の激化・長期化への懸念が再燃している。また、中国人民銀行が日々設定する人民元の対ドル基準値が、7元台で徐々に元安方向になっていることも意識せざるを得ない。NY原油先物は、根強い需要後退思惑から軟調推移が見込まれる。

　本日発表となる米国の経済指標は、7月生産者物価指数。ほぼ前月並みの伸びが予想されており、株式市場へのインパクトは限定的となる可能性がある。



＜KK＞