■NY株式:NYダウは147ドル高、米中貿易摩擦への懸念後退

米国株式相場は上昇。ダウ平均は147.07ドル高の26145.99、ナスダックは59.48ポイント高の8013.71で取引を終了した。8月消費者物価指数が予想を下振れたことで追加利上げ見通しが後退し、買いが先行。米中協議再開への期待感や、昨日に新製品を発表した携帯端末のアップル(AAPL)などハイテク株にも買いが広がり、終日堅調推移となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で食品・生活必需品小売や銀行が下落した。

アップルは、複数のアナリストによる目標株価引き上げや対中貿易摩擦懸念の後退を受け上昇。検索大手のアルファベット(GOOGL)、ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)も買われた。半導体のクアルコム(QCOM)は、先日発表した300億ドル規模の自社株買い計画のうち、大手行からの借り入れにより最大160億ドル相当を前倒しで実施する方針を示し堅調推移。著名ヘッジファンドマネジャーのデビッド・テッパー氏が強気の味方を示した半導体メモリのマイクロン・テクノロジー(MU)も堅調推移となった。一方で、食品小売のクローガー(KR)は、既存店売上高が予想を下振れ大幅下落となった。

マーケット終了後にグラフィックソフトのアドビ・システムズ(ADBE)が発表した6-8月期決算は、売上高、1株利益ともに予想を上振れた。

Horiko Capital Management LLC


■NY為替:ユーロ強含み、トルコ中銀による大幅利上げを好感したユーロ買い

13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円37銭から112円00銭まで上昇し、111円94銭で引けた。8月の米消費者物価指数は市場予想を下回り、ドル売りが優勢で始まった。しかし、米中貿易協議再開への期待やトルコ中央銀行による大幅利上げを受けて新興諸国通貨安への懸念が後退したため、リスク選好の円売りが強まった。

ユーロ・ドルは、1.1614ドルから1.1701ドルまで上昇し、1.1690ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は市場の予想通り政策金利を据え置き、成長見通しを下方修正した。しかし、ドラギ総裁が景気やインフレに自信を強めたほか、トルコ中銀が自国通貨防衛のため大幅な利上げに踏み切ったため、エクスポージャーを多く保有する欧州銀行への懸念が後退し、ユーロの買戻しが優勢となった。ユーロ・円は、129円60銭から130円94銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.3042ドルから1.3124ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9699フランから0.9652フランまで下落した。


■NY原油:大幅反落で68.59ドル、サウジなどによる増産で需給ひっ迫への思惑後退

NY原油先物10月限は大幅反落(NYMEX原油10月限終値:68.59 ↓1.78)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比−1.78ドルの68.59ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時68.35ドルまで売られた。リビア、ナイジェリア、サウジアラビアによる生産増加によって8月の原油生産は9カ月ぶりの水準となるに日量3263万バレルまで増えていることが判明したことが要因。イラン原油の生産減少によって供給不安が台頭していたが、他の産油国による増産によって需給ひっ迫の思惑はやや後退した。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  30.14ドル   -0.29ドル(-0.95%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.72ドル   +0.24ドル(+0.51%)
ゴールドマン・サックス(GS)228.33ドル  +0.18ドル(+0.08%)
インテル(INTC)        45.57ドル   +0.64ドル(+1.42%)
アップル(AAPL)        226.41ドル  +5.34ドル(+2.42%)
アルファベット(GOOG)    1175.33ドル +12.51ドル(+1.08%)
フェイスブック(FB)     161.36ドル  -0.64ドル(-0.40%)
キャタピラー(CAT)      145.54ドル  +1.26ドル(+0.87%)
アルコア(AA)         41.77ドル   -0.25ドル(-0.59%)
ウォルマート(WMT)      95.12ドル   -0.85ドル(-0.89%)
スプリント(S)         6.36ドル   +0.05ドル(+0.79%)





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情報提供元:FISCO
記事名:「13日の米国市場ダイジェスト:NYダウは147ドル高、米中貿易摩擦への懸念後退