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欧米為替見通し:ドル・円は小じっかりの展開か、堅調な米CPIでドル売り後退


12日の欧米外為市場では、ドル・円は小じっかりの展開を予想する。米朝首脳会談の無難通過が好感され、円売り先行の見通し。また、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定を前に、今晩発表の米インフレ指標は堅調な内容が予想され、利上げペース加速観測からドル売りは後退しそうだ。

注目の米朝首脳会談は、本日の日本時間午前10時すぎにトランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委員長が握手を交わし、1対1の会談に入った。ややリラックスした表情の金委員長とは対照的に、トランプ大統領の表情の堅さが当初は目立った。同会談後、拡大会合、ワーキングランチを経て、合意文書の署名。トランプ米大統領は「非核化手続きを非常に早急に開始する見込み」との見解を示した。アジア市場でドル・円は110円半ばまで上昇後は利益確定売りでやや失速する場面もあったが、米朝の友好ムードにより一段の円売りが見込まれ、この後は111円台回復が意識されそうだ。

一方、市場は今日と明日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)に関心が移りつつある。今回の会合で今年2回目となる政策金利引き上げはほぼ確実視され、目先の金利見通しなどから9月と12月にも引き締め方針が堅持されるか注目される。今晩はやや様子見ムードが広がりやすいが、21時半発表の米国の5月消費者物価指数(CPI)はFRBの目標を上回り、前回よりも堅調な内容が予想されるため、政策発表を先取りしたドル買いに振れる可能性がある。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・2-4月ILO失業率(予想:4.2%、1-3月:4.2%)
・18:00 独・6月ZEW景気期待指数(予想:-14.0、5月:-8.2)
・21:30 米・5月消費者物価指数(前年比予想:+2.8%、4月:+2.5%)
・02:00 米財務省30年債入札(140億ドル、リオープン)
・03:00 米・5月財政収支(予想:-1395億ドル、17年5月:-884.23億ドル)
・米連邦公開市場委員会(FOMC、13日まで)




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