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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米重要経済指標控え買い戻しは限定的


28日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米朝首脳会談の再調整の動きを好感して、東アジアの安定化を期待した円売りが主導する見通し。また、イタリアの新政権発足に伴う組閣の動向が材料視される。ただ、本日は英米が休場になるほか、週内の米国の雇用統計など重要経済指標の発表を前に、取引は手控え気味になろう。

トランプ米大統領は前週、米朝首脳会談の中止を発表。その後、北朝鮮が米国に対するけん制を弱めたほか、先月に続く南北首脳会談を開催したことなどを考慮し、米朝会談の再調整に前向きな姿勢に転じた。それに関連し、米代表団は朝鮮半島の軍事国境線である板門店で北朝鮮当局者と協議。米国務省は声明で「会談準備を引き続き進めている」と説明している。首脳会談が実現した場合の北朝鮮の非核化に関しては不透明で、今後の調整が注目される。ただ、韓国の文大統領が米朝会談に参加する可能性が報じられており、朝鮮戦争「終戦」により東アジアの安定化に期待が高まろう。こうした情勢を受け、週明けのアジア市場でドル・円は買い先行で寄り付いた。

他方、イタリア政局の行方にも注目が集まる。新政権の発足で財政拡大路線のポピュリスト政党の連立参加が取りざたされていたが、マッタレッラ大統領は欧州連合(EU)懐疑派の入閣に反対の意向を示した。それが好感され、本日はユーロ・ドルが1.16ドル後半から1.17ドル前半に値を切り上げており、目先ユーロの一段の買い戻しが見込まれる。ただ、今晩は英国市場がスプリング・バンクホリデー、米国市場はメモリアルデーで休場となり、週内に予定される米国の1-3月期GDP改定値や5月雇用統計の発表も意識され、ドル・円の値動きは限定的になりそうだ。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・特になし
・休場:英国(スプリング・バンクホリデー)、米国(メモリアルデー)



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