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5月16日のNY為替概況


 16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円04銭まで下落後、110円35銭まで上昇し、110円30銭で引けた。米国の4月住宅着工件数が予想を下回りいったんドル売りが優勢となった。しかし、その後発表された米4月設備稼働率は予想を下回ったものの3年ぶりの高水準を示すなど順調な鉱工業生産の結果を受けて、米国債利回りが再び上昇。ドル買いが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.1764ドルまで下落後、1.1820ドルまで上昇し1.1800ドルで引けた。イタリアは、連立合意を模索するポピュリスト政党の計画に債務減免が含まれるとの報道が懸念材料となり、債券相場が下落。ユーロ売りが加速した。その後、両党が報道を否定したためユーロ売りが後退。

ユーロ・円は、129円53銭まで下落後、130円36銭へ反発。

ポンド・ドルは、1.3456ドルへ下落後、1.3512ドルまで反発した。

ドル・スイスは、0.9986フランへ下落後、1.0014フランまで反発した。

 
  [経済指標]・米・4月住宅着工件数:128.7万戸(予想:131.0万戸、3月:133.6万戸←131.9万戸)・米・4月住宅建設許可件数:135.2万戸(予想:135.0万戸、3月:137.7万戸←135.4万戸)・米・4月設備稼働率:78.0%(予想:78.4%、3月:77.6%←78.0%)・米・4月鉱工業生産:前月比+0.7%(予想:+0.6%、3月:+0.7%←+0.5%)

 

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