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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い展開か、米6月利上げ観測は継続


今日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想したい。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨のやや慎重な意見が改めて材料視される見通し。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)の6月利上げへの期待は続き、ドル買戻しの展開となりそうだ。


今月2-3日に開催されたFOMCで、声明からはメンバーが経済成長の減速は「一時的」との見方でほぼ一致したとみられていた。しかし、24日公表された議事要旨では、減速が一時的との根拠が確認できるまでは「利上げは控えるべき」と慎重なスタンスだったことが明らかになった。これを受けNY市場ではドルが売られ、ユーロや円が買われた。アジア市場ではドル売りは一巡したが、25日の欧州市場ではFRBのハト派寄りの見解が改めて材料視され、ドル売りに振れやすい展開となりそうだ。

もっとも、公表された議事要旨には、大半のメンバーから回復基調の継続により「追加利上げが適切になる」との見方も示されている。ある市場筋は「それほどハト派寄りではなかった」と指摘。CMEグループが算出するFedウォッチでも、6月13-14日開催のFOMCでの利上げ確率は7割を超えているもようだ。今晩23時の討論会でブレイナードFRB理事からは引き締めに慎重な姿勢が示される見通しだが、6月利上げ期待の継続でドルは売り一巡後に買い戻されるだろう。

一方、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は24日の講演で、政策金利の引き上げに先立ち資産購入を終了させる方針を改めて示した。ドイツのメルケル首相によるユーロ安けん制発言を伏線としたユーロ買いの地合いはなお続き、本日も買いは入りやすいだろう。ユーロ・円が昨年4月以来の126円を目指す展開となれば、ドル・円を押し上げる手がかりとなりそうだ。


【今日の欧米市場の予定】

・17:30 英・1-3月期GDP改定値(前年比予想:+2.1%、速報値:+2.1%)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:23.8万件、前回:23.2万件)
・21:30 米・4月卸売在庫(前月比予想:+0.2%、3月:+0.2%)
・22:00台 南ア中銀が政策金利発表(7.00%に据え置き予想)
・23:00 ブレイナード米FRB理事が討論会参加
・24:00 米・5月カンザスシティー連銀製造業活動指数(予想:10、4月:7)
・02:00 米財務省7年債入札(280億ドル)
・NATO首脳会議にトランプ米大統領が出席、仏大統領と昼食会
・OPEC総会



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