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NYの視点:エバンス・シカゴ連銀総裁が9月FOMCでのB/S縮小示唆


ハト派として知られる2017年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を有しているエバンス・シカゴ連銀総裁は、データをもとに個人的に連邦準備制度理事会(FRB)が9月FOMCでバランスシート縮小を発表することは「理にかなう」との考えを明らかにした。

また、4.5兆ドルにのぼる保有資産の縮小が短期的に金融状況に大きく影響を与える可能性はないと指摘。イエレンFRB議長が先月議会証言で表明したように、「今後数年でインフレが目標である2%に向けて上昇基調にある」との見通しが「理にかなう」とし、支持した。ただ、最近の弱いインフレのデータは、2%のインフレ目標に達しないとの懸念を強めると指摘。

セントルイス連銀のブラード総裁は本日8日のインタビューでも低インフレに関する懸念を表明。低インフレ下、FRBは「先制措置を取る必要はない」と政策金利の据え置きを繰り返し促した。本年の追加利上げ観測は40%前後にとどまったままだ。

NY連銀のダドリー総裁は明日10日に会見を控えている。連邦公開市場委員会(FOMC)の中でも、イエレンFRB議長やフィッシャー米FRB副議長とともに影響力が強いダドリー総裁は、イエレン議長と同じく「最近の低インフレは一時的項目が影響しているため、インフレが目標の2%に向けて回復する基調に変わりはない」との見方を繰り返す可能性がある。今週後半には生産者物価指数(PPI)や消費者物価指数(CPI)の発表が予定されており、小幅上昇が予想されている。今後は、低インフレが果たしてFOMCの見通し通り一時的なものか、政策に考慮すべき動向かどうかを見極めていくことになる。



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