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ECBの背後でFRBは米国株にネガティブキャンペーンか?



■要人発言飛び交うもドラギマジックに霞む

昨日のドラギECB総裁の発言で、各市場で久々に値幅を伴った動きとなり、「ドラギマジック」という言葉を思い出したマーケット参加者も多いかと思います。ドラギ総裁の影に隠れ目立ちませんでしたが、実はその背後で他にも様々な要人発言が飛び交い、個人的に気になる発言も多くあったので改めて確認したいと思います。
まず、昨日の主役となったドラギ総裁の「デフレ圧力はリフレの力に置き換わった」など、インフレ見通しに対するタカ派的なコメントがECBの緩和姿勢への変化と取られユーロの急進に繋がりました。ユーロは対ドルで10カ月ぶり、対円では1年ぶりの水準を回復しました。
次いで、カーニーBOE総裁は金融安定報告書に関連した会見で、現時点の利上げに対しては否定的なスタンスながらも、低金利による過剰な貸付には懸念を示しました。こちらは目立った材料とならず、ユーロを中心とした欧州通貨買いの流れからポンドは広く買われました。
通貨高を受けたDAX®やFTSE100は下落して取引を終えました。
ニューヨーク時間には、FOMCメンバーからの発言が続きました。

□イエレンFRB議長
金融危機が再び我々の時代に起きるとは想定していない
一部資産バリュエーションはPERといった伝統的尺度を使えば幾分高いと思える

□フィッシャーFRB副議長
金融安定に気を緩めることなく、リスク監視に引き続き警戒が必要

□ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁
株式市場はガス欠の状況で煙を燃料に走っているように見える
明らかに米経済へのリスクであり、調整が起こる可能性がある
市場が気を緩めていることを幾分懸念している
これらのFOMCメンバーからの株高けん制と思える発言に加え、トランプ大統領のオバマケア代替法案の上院での採決が延期となったことなどを嫌気して米国株式市場は大幅安となりました。
突然始まったFRBの米国株に対する言及は、調整に対して用意があるとのニュアンスを伴っていたため金融危機への直接の警鐘ではないと考えられますが、これを機に利食いを考える時期にさしかかっているのではないでしょうか。
NYダウに関して資料1を確認すると、「ボリンジャーバンドとSTD-ADXを使ったトレンドフォロー戦略」で見ると、ボリンジャーバンドの+0.6σを昨日終値で割り込み利益確定が示唆されています。同時にMACDでもシグナルとクロスが生じ、こちらも利益確定を示唆しています。他にも株価の調整を示唆するダイバージェンス(株価の高値更新にもかかわらずMACDのピークが切り下がる形状)が確認できます。

□<資料1>NYダウ(日足・2016/10/12~2017/6/28)

なお、英中銀は金融安定報告書で「銀行に対するカウンターシクリカル資本バッファーをゼロから0.5%に引き上げ、さらに11月には1.0%に引き上げる」決定をしました。聞きなれない「カウンターシクリカル資本バッファー」という言葉ですが、これを端的に言えば、リーマンショックの反省から生まれたバーゼル?という枠組みの中で、将来の金融危機に備えて余裕のある状況で備えておく資本を意味します。
これを解釈すると、英中銀のメッセージも「将来のリスクを警戒して、余裕がある今のうちにキャッシュを確保しなさい」となるのではないでしょうか。これまでも継続してご提案していましたが、FTSE100の買いについても利益確定を検討いただいてはいかがでしょうか。
資料2を確認すると、ボリンジャーバンドがやや下向きに転換し、−0.6σを下に飛び出しています。STD-ADXを見るとADXこそまだ上昇していませんが、標準偏差ボラティリティは上昇をはじめています。両線が揃って上昇した場合は下降トレンドが示唆されますので、買いポジションをお持ちの方は、ストップロス(逆指)やトレール注文を利用して事前に守りを固めていただけたらと思います。

□<資料2>FTSE100(日足・2016/11/14-2017/6/28)



【ニュース提供・エムトレ】




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