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25日移動平均線が位置する28800円辺りを窺うトレンド形成へ


 25日の日本株市場は強含みの相場展開が見込まれそうだ。24日の米国市場ではNYダウが186ドル高、ナスダックは190ポイント高だった。ビットコインを始めとする暗号資産が買い戻されていることで投資家心理が改善。新型コロナワクチンの接種加速で経済活動の正常化が一段と進むとの期待から、引き続き景気敏感株が買われた。また、長期金利が一時、1.6%を下回るなど落ち着いて推移していることからハイテク株の買いを誘う格好。シカゴ日経225先物清算値は大阪比155円高の28495円。円相場は1ドル108円80銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から買い先行で始まろう。インフレ圧力への警戒感は根強いものの、長期金利の低下により徐々に織り込みを見せてきているようである。
また、アマゾンドットコムなど主要ハイテク株の上昇により、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などへの見直しも意識されやすいところである。VIX指数は18.40と5月14日以来の18台に低下していることも、リスク選好志向に向かわせそうである。

 昨日の日経平均は先物主導の上昇により寄り付き直後に28584.18円まで上昇したものの、その後は28500円での戻り待ちの売り圧力などが意識されていた。足元で下値を切り上げる形でのリバウンド基調を続けており、上値抵抗の28500円処を再び捉えてくることにより、25日移動平均線が位置する28800円辺りを窺うトレンド形成が期待されてくる可能性はありそうだ。米株上昇の要因となった暗号資産については依然として不透明感があるほか、イーロン・マスク氏のツイートで大きく動く状況が続いており、引き続き方向感を掴みづらくさせるだろう。

 そのため、積極的な上値追いこそないものの、国内においては今後数週間で新型コロナのワクチン接種が一気に進展する可能性があるなか、海外勢の押し目買い意欲は次第に強まってくる可能性はありそうだ。物色の流れとして昨日は景気敏感株への資金集中が見られており、バリュー優位の展開だった。本日は米ハイテク株上昇が支援材料になることから、グロース優位といったところか。また、マザーズ銘柄など中小型株への物色も意識されやすいところである。
<AK>
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