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日経平均は横ばい、景気後退懸念で朝方上昇分すべて吐き出す


日経平均はほぼ横ばいで終えた。29日の米株式市場でダウ平均は345.09ドル高と反発。投資家の節税対策の損出し売りが一巡し、来年に向けた買い戻しが先行。週次新規失業保険申請件数が予想通り増加したことで米金利が低下し、ハイテク株を中心に買い戻しが入り、主要株価指数は終日堅調に推移した。ナスダック総合指数は+2.59%と大幅反発。米国株高を引き継いで日経平均は194.33円高からスタート。米長期金利の上昇一服を支援要因にハイテク株中心に買い戻しが先行したが、来年の景気後退に対する懸念や金利先高観も拭えない中、戻り待ちの売りから寄り付き直後から失速する展開となった。昼頃に一時持ち直す動きも見られたが、午後は再び上げ幅を縮める流れとなり、引けにかけては手仕舞い売りに押され、今日の上昇分をほぼ全て吐き出して終えた。

 大引けの日経平均は前日比0.83円高の26094.50円となった。東証プライム市場の売買高は8億8180万株、売買代金は2兆1400億円だった。セクターでは海運、銀行、小売が上昇率上位になった一方、鉱業、石油・石炭、食料品が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の49%、対して値下がり銘柄は46%だった。

 個別では、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>の海運、日産自<7201>、マツダ<7261>、三菱自<7211>の輸送用機器が堅調。米アップルのスマートフォン「iPhone」の上位モデル「Pro」シリーズの生産が回復してきているとの報道を受け、TDK<6762>、イビデン<4062>など電子部品の一角がしっかり。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、第一生命HD<8750>、T&DHD<8795>など金融も買い優勢。資生堂<4911>、マツキヨココカラ<3088>など内需系の一角も高い。通期計画の上方修正と増配を発表したアダストリア<2685>は急伸し、Uアローズ<7606>は連れて大幅高。共立メンテ<9616>は月次動向が、イーギャランティ<8771>は記念配当の実施が好感された。

 一方、米ナスダック高を好感しきれずレーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ディスコ<6146>のほか、リクルートHD<6098>、サイボウズ<4776>などハイテク・グロース株が全般冴えない。INPEX<1605>、コスモエネHD<5021>、住友商事<8053>、大阪チタ
<5726>など資源関連も軟調。メドレー<4480>、ギフティ<4449>、チェンジ<3962>など中小型グロース株が東証プライム市場の値下がり率上位に並んだ。DTS<9682>は国内証券のレーティング格下げが嫌気されて大幅に下落した。

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