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こども園理事長がセクハラか 被害相談も、園側「のれんのように」


 北海道江別市の認定こども園「若葉幼稚園」の職員らが5日、同市内で記者会見を開き、同幼稚園の河野行秀理事長(75)から「セクハラ被害を受けた」と訴えた。札幌地域労組若葉幼稚園支部は理事長に対する厳正な処分を求め、同幼稚園を運営する「江別キリスト教学園」に申し入れ書を提出した。提出は4日付。

 労組によると、河野理事長は遅くとも2021年夏ごろから、同幼稚園に勤務する女性職員8人に対し、理事長室へ個別に呼び出し、同意なく抱きつくなどのセクハラ行為を日常的に繰り返した。園側は職員から被害相談を受けていたにもかかわらず、「(理事長は)励ましたのかもしれない」「のれんのように生きなさい」などと、河野理事長の行為を擁護する姿勢に終始したとしている。

 労組は24年1月、セクハラ被害を受けたと話す職員3人を含む5人が、3月末での雇い止めを通告されたことで結成。労組は園側の対応が「セクハラ被害の拡大に加担した」と批判し、被害者への謝罪と補償、再発防止を求めたほか、雇い止めは不当だとして撤回を求めている。

 被害を訴えた女性職員は「まだ理事長から謝罪を受けていない。雇い止めも口封じのためとしか思えない。悔しい気持ちでいっぱい」と声を震わせた。

 労組によると、河野理事長は1月、職員1人に抱きつくなどしたとして、札幌簡裁から罰金10万円の略式命令を受けたという。

 園側は「被害者に真摯(しんし)に向き合わなかったことを申し訳なく思っている。再発防止に向けて取り組んでいきたい」と話した。【金将来】

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