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藤井王将、3連覇に大手 菅井八段は終盤、防戦一方に 王将戦第3局


 島根県大田市の国民宿舎さんべ荘で27日から指された第73期ALSOK杯王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、ALSOK特別協賛、囲碁・将棋チャンネル、立飛ホールディングス、森永製菓、富士フイルム協賛)の第3局は28日午後4時41分、藤井聡太王将(21)が挑戦者の菅井竜也八段(31)に94手で勝ち、開幕戦から3連勝とした。持ち時間各8時間のうち残り時間は菅井八段1時間12分、藤井王将55分。

 藤井王将は王将位3連覇と、大山康晴十五世名人を超すタイトル戦20連覇の新記録に王手をかけた。第4局は2月7、8両日、東京都立川市の「オーベルジュときと」で行われる。

 先手番の菅井八段が対藤井戦では初めて向かい飛車で挑んだ。中盤、菅井八段が7八飛(35手目)と寄った手に対し、藤井王将がわずか5分の考慮で7四歩と銀の頭をたたき、菅井八段が同銀と応じて激しい戦いに突入した。

 2日目に入り、藤井王将の側に、読み抜けからと金を取られる小さいミスが出て、控室では「長い将棋になりそう」と声が上がった。しかし、1日目の戦いで形勢を悲観していた菅井八段は終盤、受けに回る一方となり、藤井王将の快勝に終わった。解説の畠山鎮八段は「悲観は菅井八段らしくなかった。藤井王将の指し回しは手厚かった」と話した。【新土居仁昌、丸山進】

藤井王将の話

 自陣に6三竜(74手目)と引きつけた形が安定しているので指しやすくなったと思った。七番勝負は全体で一つの勝負と思っているので、次も連覇や記録を意識せずにこれまで通り臨みたい。

菅井八段の話

 向かい飛車は(第1、2局と)違ったことをやってみようと思った。1日目で、しっかり受けられると負けという将棋にしてしまった。スコアは厳しいが、最後まで諦めずに頑張りたい。

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