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「AV引退後、違法に販売継続」 元出演者が製作会社を賠償提訴


 アダルトビデオ(AV)を違法に販売されたとして、元出演者が9日、東京都内のAV製作会社を相手取り、1320万円の損害賠償などを求める訴訟を東京地裁に起こした。AVへの出演をやめることにした後に販売停止を求めたが、約2年10カ月にわたって販売が継続されたとし、「性を巡る個人の尊厳と人格権が深く傷つけられた」と主張している。

 原告はタレントの大島薫さん(34)。戸籍上も自認する性も男性だが、「女優」として複数の作品に出演し、2015年6月までに引退したという。

 訴状によると、大島さんは14年7月に撮影内容を承諾した上で製作会社の撮影に参加した。製作会社は同年10月以降、AVの他に大島さんのフォトブックなどを販売した。引退から5年後も販売が続いていたため、20年9月に業界の改善や健全化を推進する「AV人権倫理機構」を通じて製作会社に販売停止を求めたが、23年6月まで販売が継続されたとしている。

 大島さん側は損害賠償の他に、AV出演被害防止・救済法に基づきAVの元データの廃棄も求めている。

 提訴後に記者会見した大島さんは「同じような被害に遭っている出演者は多い。業界の意識の変化につなげたい」と語った。製作会社は「訴状が届いていないので現段階ではコメントできない」としている。【巽賢司】

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