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サンマ大・中型船初水揚げ 1キロ424円に値下がりも「全然ダメ」


 サンマの水揚げ量が13年連続日本一の北海道根室市・花咲港で25日、棒受け網漁の中型船(20トン以上100トン未満)8隻と主力の大型船(100トン以上)1隻が約44・1トン(速報値)を初水揚げした。小型船(10トン以上20トン未満)が初水揚げした19日の競りでは1キロ14万円余り(消費税込み)の過去最高値がついたが、わずか6日で1キロ424円(同)まで値を下げ、市内の鮮魚店にも「初サンマ」が並んだ。

 過去最低の水揚げに終わった昨年並みの不漁が予想されている今年のサンマ漁。濃い霧の中、乗組員のけがのため他の大型船より一足早く帰港した岩手県大船渡市の「第21三笠丸」(199トン)は25日早朝、約2・2トンを水揚げした。乗組員は「全然ダメ。(魚群が)いない」とさえない表情。中には130グラム台のサンマも交じっていたが大半は110グラム前後。昨年の走りよりはやや大きいものの、相変わらず小ぶりだった。

 過去最高値がついた19日には、地元の鮮魚店ですら1匹も並ばない高根の花だったが、この日は鮮魚店「魚信」で110グラム前後のサンマが1匹150円で売られた。それでも客の男性は「まだ細いかな」と残念そうな様子。この日は厚岸港でも中型船2隻が約24トンを水揚げした。

 漁業関係者によると、漁場は花咲港の南南東約1100キロと約1300キロ付近で、やや近くなった。「昨夜は大型船30隻で計158トンの水揚げがあったと報告を受けている。多い船は14~15トン積んでいる」と話しており、26日はこのうち6、7隻が同港に水揚げ予定だという。【本間浩昭】

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