岸田首相、全国行脚スタート 障害者施設で「車座対話」も

　岸田文雄首相は21日、栃木県足利市を訪問し、この夏の全国行脚をスタートさせる。足利市では障害者支援施設を視察し、関係者らと意見交換する「車座対話」に臨む。

　今後の訪問先として福岡、鳥取、群馬などを検討している。子育て、デジタル、認知症関係の現場のほか、大雨被害の被災地を視察したい考えだ。松野博一官房長官は20日の記者会見で「なるべく多くの現場を訪問し、国民の声を聞く。しっかりと受け止め、一つ一つの課題に全力で取り組む」と説明した。

　首相は6月、通常国会閉会に伴う会見で「今年の夏、原点に立ち返り、できる限り全国津々浦々にお邪魔し、皆様の声を伺うことに注力する」と表明していた。【池田直】