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プーチン氏「我々も使う権利」 劣化ウラン弾「米が供与へ」報道受け


 ロシアのプーチン大統領は13日、ウクライナで続ける「特別軍事作戦」をめぐり、ウクライナが劣化ウラン弾を使う場合には必要に応じてロシアも使う考えを示した。ロシアはこれまでも、欧米諸国がウクライナに劣化ウラン弾を供与する動きに反発し、隣国ベラルーシに戦術核を配備する理由などにしてきた。モスクワの大統領府で「特別軍事作戦」の報道に携わる記者団との会見で発言した。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは13日、米政府関係者の話として、米国がウクライナに劣化ウラン弾を供与する見通しだと報じた。この報道を受け、プーチン氏は「今後の対応を予告する必要はないが、彼らが(劣化ウラン弾を)使う場合、我々にもその兵器を使う権利がある」と発言した。必要に応じて使用する姿勢を示し、欧米諸国をけん制したとみられる。

 劣化ウラン弾をめぐっては、英国が3月にウクライナに供与する方針を表明。ロシアは対抗措置として、ベラルーシに戦術核を配備する方針を示した。現在は関連施設の建設作業などを進めている模様で、プーチン氏は7月7日ごろから戦術核の配備に取りかかる見通しを示している。

 「特別軍事作戦」を終息させる見通しについて、プーチン氏は「我々が交渉を拒んだことは一度もない」と主張。欧米諸国がウクライナに兵器を提供してきた点に触れ「本気で紛争を終息させたいのならば、一つの決断を下すだけだ。それはキエフ(ウクライナ)への兵器供与をやめることだ」と述べた。

 プーチン氏は、国連やトルコが仲介したウクライナ産穀物の海上輸出合意にも言及。国連との間で別に結んだロシア産農産物の輸出促進協定をめぐり、欧米諸国がロシア農業銀行への送金制限を緩和しないのなら、ウクライナ産穀物の輸出合意は今後延長させない可能性に触れた。【モスクワ大前仁】

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