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沖へ帰したイルカが力尽きたか 千葉・一宮で多数の死体漂着


 3日に30頭を超えるイルカが流れ着いているのが見つかった千葉県一宮町の釣ケ崎海岸の周辺では、4日朝にも多数の死体の漂着が確認された。前日に沖へ帰した個体が力尽き、流されてきたものとみられる。専門家は「いったん陸に上がったイルカは弱っており、無理に海に帰しても生存率は低い。早く海に帰してあげたいと願う気持ちはよく分かるが、感染症の心配もあるので触らないでほしい」と呼び掛けている。

 3日に2頭の死体が打ち上げられた釣ケ崎海岸からいすみ市の太東海岸にかけても約1キロの海岸線では、4日朝に4頭の死体が新たに見つかり、海岸近くを衰弱して漂う個体の姿も確認された。また、ここから更に南へ約10キロ下った大原海岸にも、1頭が打ち上げられていた。

 太東海岸には2006年2月にも67頭のイルカが漂着している。住民たちがすぐに沖へ逃がしたものの、翌日以降に再漂着が続き、最終的には63頭の死体が確認された。

 国立科学博物館(東京都台東区)の田島木綿子研究主幹は「イルカは体を触られただけでストレスになり体力を消耗する。水族館職員など専門知識のある人の指導を仰いで対処した方が生存率が上がる」としている。【金沢衛】

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