北朝鮮軍トップ解任は問責＝元外相の粛清確認―韓国情報機関

　【ソウル時事】韓国情報機関の国家情報院（国情院）は５日、北朝鮮の軍序列トップだった朴正天氏が朝鮮労働党書記と党中央軍事委員会副委員長を解任されたことについて、訓練中の戦闘準備態勢などで問題があり、責任を問われたと判断していると国会の委員会で明らかにした。同委に出席した議員が説明した。 　朴氏は党最高意思決定機関メンバーである政治局常務委員からも外れたとみられる。解任の背景を巡っては、問責や世代交代のほか、本人の健康状態の悪化などの臆測が出ていた。 　また、「李容浩元外相が昨年処刑されたもようだ」という日本の一部報道に関し、国情院は「粛清は確認されているが、処刑されたかどうかは確認されていない」と述べた。米国通の李氏は、決裂した２０１９年２月の米朝首脳会談に深く関わり、２０年１月に外相解任が明らかになっていた。　【時事通信社】