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真相究明へ協力訴え=ラオス活動家失踪から10年


 【バンコク時事】アジアのノーベル賞と呼ばれるマグサイサイ賞を受賞したラオスの著名社会活動家、ソムバット・ソムポン氏が首都ビエンチャンで何者かに連れ去られ、行方不明となってから15日で10年。妻のウン・シュイメンさんは「ラオス政府に調査を訴えているが、回答はない」と当局への不信感をあらわにし、真相究明への協力を呼び掛けている。  農業普及活動や開発教育の功績が評価され、2005年にマグサイサイ賞を受賞したソムバット氏は12年12月15日、車で帰宅中に行方が分からなくなった。家族が入手した監視カメラの映像には、警察官に検問所で停止させられたソムバット氏が何者かに別の車に乗せられ、連れ去られる様子が映っていた。  ラオス当局は事件への関与を否定。ウンさんには17年12月に「今も調査中」と説明して以降、何ら情報を提供していない。ウンさんは今月13日、バンコクで記者会見し、「茶番だ」と政府の対応を批判。「他の不明者の家族は身の安全を心配して何も話せないでいるが、私は夫について証言を続ける」と気丈に語った。  世界各国の人権団体66組織は連名で「ラオス政府は行動を起こさず、隠蔽(いんぺい)している。ソムバット氏の強制失踪に取り組む政治的意思を欠いている」と非難する声明を発表。国連の人権専門家らは「信用できる迅速かつ徹底的で独立した調査による不明者の安否と所在地の解明」および「実行者の責任追及」を当局に求める共同声明を出した。 【時事通信社】 〔写真説明〕ラオスの著名社会活動家、ソムバット・ソムポン氏=2005年8月、マニラ(EPA時事)
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