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「風通し良く温かい組織を」=第98代警視総監、小島裕史氏


 首都の治安を預かる警視庁のトップに就任した小島裕史警視総監(57)に気負いはない。「風通しが良く温かい組織をしっかりとつくりたい」と語る。  警備・公安畑が長い。豊富な危機管理の経験の原点は1996年12月に起きた在ペルー日本大使公邸占拠事件にある。解決までの約4カ月間、警察庁外事課課長補佐として東京の対策本部に詰め、昼夜問わず対応に当たった。先の読めぬ展開、現地から次々と届く情報。「刻々と変化する事態に先輩方が非常に冷静に対応していた。機微な情報の扱い方を学んだ」と語る。  手堅い仕事ぶりで知られ、警視庁警備部長だった2019年、天皇陛下の即位に伴う一連の儀式の警備指揮でもその手腕を発揮した。パレード「祝賀御列の儀」で、約4.6キロのコース沿いから不審者の飛び出しがあるとすればどこか。植え込みの形、街路樹の根の生え方といった細部まで考慮に入れた万全な態勢で臨み、無事に行事を終えた。21年には北海道警本部長として東京五輪のマラソンの警備にも当たった。  大学時代は弓術部で主将を務め、「強豪校とチームメートのフォームをビデオで撮影して比較し、徹底的に研究した」。卒業後は「安全安心の確保という公共の仕事に携わることができる」と警察官僚の道に進んだ。  「誰とでも仲良く話をするようにしている点」を自身の長所に挙げる一方、短所は「物事にあまりこだわらない」と分析する。かつての上司の評は「堅い性格に見られがちだがユーモアのセンスがある」。趣味は読書と音楽鑑賞で、健康法はジョギングという。大阪市出身。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答える小島裕史警視総監=11日、東京都千代田区
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